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ホロホロチョウのよる (四月と十月文庫 2)

ホロホロチョウのよる (四月と十月文庫 2)

ホロホロチョウのよる (四月と十月文庫 2)

作家
ミロコマチコ
出版社
港の人
発売日
2011-09-12
ISBN
9784896292381
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ホロホロチョウのよる (四月と十月文庫 2) / 感想・レビュー

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Y2K☮

2011年出版のいわゆるリトルプレス。先日某書店で目に留まり、懐かしくなって再読した。ロングセラーになるのも頷ける独特の味わい。作家でも絵描きでも「もしその職業が世の中になかったら」と考えさせるアクの強い人が必ずいる。悪い意味ではない。彼ら彼女らは居心地のいい働き場を周りの手を借りつつ己で生み出す推進力を備えている。著者の絵本も読みたい。ところで「黒い太陽」は不安を意味しているとか。岡本太郎「太陽の塔」の背中にあるのもそれかと納得した。不安はないことにするものではなく、背負ったうえで乗り越えるものなのだ。

2023/11/07

Y2K☮

画家にして絵本作家。あるページの絵を見てウルトラマンのガヴァドンを連想。幼少時の画風を保ったまま大人になったのかな。カメが好きと云いつつ、10年ほど飼っていたのを上京する際にでかい猫と一緒に新幹線に乗せる勇気がなくて手離したというのが引っ掛かった。でも考えてみたら同じカメを10年飼い続けたのは凄い事だ。事実をどの角度から見るかで言葉の選び方も変わってくる。何の衒いも無いエッセイ故に己の「現代社会に染まった感」を鏡映しにされた。こういう生き方に憧れた時期もありつつ、でも今の自分が嫌いじゃないと気づけて微笑。

2018/10/16

mntmt

エッセイ。勢いのある人だなあ。スーパーポジティブだな!ミロコマチコさんの目は、きっと、キラキラしていると思う。元気をもらいました。いつか、どこかで会えたらいいな。

2015/10/27

qoop

著者のことは本書を読むまで知らなかったのだが、一見するとアフリカン・プリミティブのような絵柄に驚かされた。絵本作家と知って一面で納得もしたが、それでも湧き出す旺盛な創作意欲とその絵柄に正直戸惑いを感じた。が、読み進むうち次第にそれも解消。著者の文章は、見事に絵の持つイメージを拡張するものだった。決して自作の説明ではない。絵にしろ文章にしろ、著者自身の見ている世界を示している。絵が言葉を支え、言葉が絵をふくらませる。画文集として理想的な内容/構成という気がする。

2019/11/03

Books1419+

知り合いが、(四月と十月)の同人になったので、どんなものか購入。見えている物が、違うんだな。律師の話は、とても気になった。

2014/07/17

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