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トンデモ超常現象99の真相

トンデモ超常現象99の真相

トンデモ超常現象99の真相

作家
と学会
山本弘
志水一夫
皆神 龍太郎
出版社
洋泉社
発売日
1997-03-01
ISBN
9784896912517
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トンデモ超常現象99の真相 / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

と学会第3弾。再読。アーノルド事件から地球空洞説まで、99の話題を選んで真相をあばく。続編とあわせると、トンデモない話を広くカバーする小事典となるので、何がトンデモなのかを知るための基本図書に使えそう。アトランティス文明があったなら、同時代にギリシャ文明もあったはずという矛盾とか、パレンケ遺跡の「宇宙飛行士」レリーフの正しい見方も、この本で初めて知った。オカルト肯定本は、とにかく都合の悪い事実を書かないので、子どものときに読むと、つい信じてしまう。そういう過去の迷信を打ち破るために、ぜひ読みたい本。

2021/09/25

へくとぱすかる

忘れていたが、一年半ぶりの再読。何度読んでもおもしろい。コメントにクラカトウ島の噴火の話を出したとき、この本に真相が載っていたことを思い出した。伝説と真相のギャップには、あきれるばかりだ。都市伝説としてまことしやかに紹介される話にしても、伝聞を遡るにしたがって、流布しているイメージと相違していくことが多い。いわゆるオカルトめいた話を聞くときには、疑いの目を向けておくのが安全だと思う。どこかの段階でウソや創作が紛れ込むのだろうが、人間のすることをパーフェクトと信じること自体が間違いだと、肝に銘じておきたい。

2023/12/08

へくとぱすかる

1997年。三度目(かな?)の再読。「トンデモ本」を笑って楽しむスタンスから、超常現象に懐疑の目を向け、不思議現象の真相を明らかにする姿勢へ。99もの項目があるので、かなりの超常現象をカバーしているはず。「ロマンがなくなる」との意見もありそうだが、いつまでも騙されているより、ヴェールをはがしてくれた方がすっきりすると思う。いわゆる超常現象の多くが、科学的検証をしていないか、検証に耐えられないこともよくわかる、単なるうわさが、いつまのにか一人歩きてしまった例も多い。科学の方法論と正しい論理はつねに必要だ。

2022/06/11

ゲオルギオ・ハーン

1997年発行。オカルト系の話で出てくる事件や実験は誤って伝わっている事が多く、本書では実際の話を紹介して間違っている点を指摘している。NASAが隠しているとされる火星の巨大な人面石(そもそもNASA関連機関のジェット推進研究所の広報が話題作り程度にしたもの)やツタンカーメンの呪い(新聞社によるデタラメ)などどこかで聞いたことのある話だがどれも事実と異なるというのは驚いた。UFO関連が良い例だが、昔から国内外問わずフェイクニュースはいくらでもあったということも分かる一冊だった。

2023/08/20

えぬ氏もわるよのぉ

世界の超常現象に懐疑的な検証を加えた本。前世記憶の研究者として世界中の事例を収集したことで有名なイアン・スティーブンソンの著作からも一例が懐疑的に検証されている。彼の著書は、日本で翻訳出版されたものは何冊か読んだことがある。生まれ変わりが本当にあるのかはわからないが、あってほしいという願望はある。人間、死んだらそれっきりというのは寂しい。

2021/09/03

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