「この世界の片隅に」の世界観を再現! 昭和のくらし博物館で開催中の企画展が大好評
『この世界の片隅に』上巻(こうの史代/双葉社)
昭和の一軒家を利用した「昭和のくらし博物館」にて、映画「この世界の片隅に」の展示企画「すずさんのおうち展」が開催中。複製原画展示や北條家の部屋を再現したコーナーが設けられ、「タイムスリップしたみたいで楽しい!」と大好評だ。
同作は、こうの史代の漫画を原作としたアニメ映画。戦時中の広島に嫁いだ少女・すずが、嫁ぎ先の北條家で日々を懸命に生きる姿が描かれている。映画は2016年に公開され、ファンによる口コミで瞬く間に大ヒット。
「昭和のくらし博物館」は、昭和26年建築の庶民住宅を家財道具ごと保存・公開している博物館。お茶の間や書斎、台所、座敷、子ども部屋など、当時の暮らしがそのまま再現された貴重な施設だ。「すずさんのおうち展」では、複製原画や映画の資料コレクション、監督補・浦谷千恵による描き下ろし水彩画など貴重な作品を数多く展示。土間や台所、座敷ではまるですずが生活しているかのような風景が再現され、「映画に出てくる物に気付く度に嬉しくなった」「すぐ隣にすずさんがいるんじゃないかと思わされる」「住みたくなる…