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12の星の物語

12の星の物語

12の星の物語

作家
薄井ゆうじ
出版社
東京カレンダー
発売日
2002-12-01
ISBN
9784901976008
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12の星の物語 / 感想・レビュー

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山羊沢あかね

中学1年の時、教科書で隣同士のページにあった江國香織さんの「デューク」と薄井ゆうじさんの「蠍座カレンダー」を読むのがちょっとした楽しみでした。あれから10年ほどたった今、「蠍座カレンダー」に再び会えて懐かしかったです。12の星の物語の中で乙女座に度肝を抜かれ、牡羊座にしんみりし、蟹座に勇気付けられ、射手座では手に汗を握りました。

2020/04/04

千尋

読友さんからの紹介本*12の星座に関する宇宙の果てのどこにもない世界の誰でもない人達の12の物語**「双子座ファンクラブ」は主人公が双子のひとりに恋をして苦悩するおはなしでその後の展開がちょっと気になってしまいました**「乙女座伝言板」は乙女系ヤクザ(?)が主人公の恋人に恋をしてしまい決闘を申し込むおはなしで面白かったです**それから「蠍座カレンダー」は命の尊さが描写されているおはなしでとても印象に残りました**

2011/09/01

itokake

初読みの作家さん。12星座をモチーフにした、12のショートストーリー。おとぎ話のようでいて、つかみどころがなく、不思議な読後感につつまれた。右脳で読む感じ。ボケを含んだユーモアもあり、くすっと笑わせる。ほっこりしたかと思えば、煙に巻かれ、荒唐無稽な世界をただよっている。蟹座じゃんけん、蠍座カレンダーが良かった。動物がしゃべる世界なのに、ふとした瞬間に現実目線のセリフがはさまれるギャップもいい。獅子を連れてバスに乗るとき、獅子を「ペットだ」と言って通ってしまうとか。

2021/12/02

そのぼん

童話の中のような世界でした。タイトルの雰囲気とも、よく合っていたと思います。

2011/11/25

みかん

一つ一つの物語はどこか共通しているようで、しかしそれぞれが違った個性を出している。挿絵も物語の世界観にピッタリ。どこでもない世界の、だれでもない誰かの物語……夜空に無数の星があるように、こんな不思議な物語が無数に存在するのかな、と思うと、ほんわかした気分になれる。

2011/11/18

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