ラムズフェルドの人生訓
ラムズフェルドの人生訓 / 感想・レビュー
はとむぎ
さらっと流し読み。知る者は言わず。言う者は知らず。知らないと言うべきときは意外なほど多い。
2024/04/07
しゅー
★★普通は、功成り名遂げた人物の人生訓なんて、よほど贔屓の人物のそれでないと読めたものではない。もちろん成功した人物の行動には、ある程度の共通点がある。そこから抽出された教訓は参考になるものの、いわば「生存者バイアス」なので、それを実行したとて成功できるわけではない。また、言っている人がかわるだけで「朝礼のお話」と大差ない内容になるものだ。一方、本書の特異な点は、著者が米国の歴史の四分の一を生き抜き、四人の大統領を身近で支えた人物だということである。従ってホワイトハウスの内幕物として読めば非常に楽しめる。
2024/04/09
古本虫がさまよう
様々な修羅場をくぐり抜け、リーダーとしての資質を発揮した人だが、もちろん失敗も多々あり。そうした体験から導かれる「人生訓」を、「格言」と共に綴った本。共和党系の人間だから、出てくる政治家がらみのエピソードには自分が仕えたフォードやレーガンやブッシュなどが多いが、民主党系のカーターやクリントンなどの名前も出てくる。例えば…。「見えるものに目をつぶるな」(ロナルド・レーガン)との言葉を冒頭に記す。レーガンは「勝つのは我々。負けるのは連中だ」と喝破した事実を引き出す。そしてこう綴る(後は本書をお読みください)。
2024/01/07
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