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め生える

め生える

め生える

作家
高瀬隼子
出版社
U-NEXT
発売日
2024-01-06
ISBN
9784911106112
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め生える / 感想・レビュー

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starbro

高瀬 隼子、5作目です。タイトルと装幀から可愛らしい作品かと思いきや、不穏な近未来禿純文学でした。 こんな不条理な世界は厭です。 https://publishing.unext.co.jp/book/title/3IF4fiJyOREy0kN7TshQND

2024/02/16

シナモン

謎の感染症で皆はげてしまう世界の物語。コロナ禍をビシビシと感じる物語だった。コロナ禍を題材にした物語はちらほら読んだけど、こんな風にそこからルッキズムや同調圧力にまでに膨らませたのは読んだことがなかったので斬新だった。「せっかくみんなはげたのに、生える人が出てきちゃ困るんです。そうじゃないと平等じゃない。平等じゃないとだめだ。困る、困ります…」どこまでいってもみんなと同じが大好きな日本人。面白かった。

2024/01/31

ケンイチミズバ

自分はまだふさふさなので薄毛、はげの悩みは考えたこともない。が、後悔はある。税理士の先生で若くしてはげあがった先生がおられた。決算が終わり、例会の席で酔いが回っており、イベリコ豚の生ハムをパクつきながら20代女子の「私おじさんでも全然OK、抵抗ありませ~ん!」という声に反応し、エビとアボカドサラダをほおばりながら「え~っ!はげでも?」と口にしてしまった。テーブルが凍り付いた。この人の作品は凄すぎる。感染症で皆はげになる。そうなると潔い。はげに近づくと感染し順繰り世界ははげ一色に。子供はなぜだか感染しない。

2024/01/17

pohcho

ある日、突然髪が抜ける謎の感染症(?)の流行で、日本中の人がハゲてしまう話。子どもを除く老若男女すべてがハゲに。しかし、いったんハゲた後に髪が生えてくる人もいて・・。髪が生えてきて嬉しいのに、人の目が怖くてウィッグをかぶってるふりをしてしまう。人と違うことを嫌がる日本人気質。平等って一体なんだろうね。サラマーゴの「白の闇」をちょっと思い出しつつ(あれは目が見えなくなる話だった)皆がハゲている世界を想像しながら、可笑しみと不穏さを堪能した。とても面白かった(銭湯行きたい)

2024/02/14

もぐもぐ

謎の感染症?(病原体は見つかっていない)で世界中のほぼ全ての人の頭髪が抜け落ち、子供の頃から薄毛に悩む真智加は、”みんなはげている”平等な世界でようやく心の平安を得る。一方で、髪が普通にある高校生の琢磨は周囲と違う自分に居心地悪さを感じ。価値観の逆転、集団の中でのマイノリティの生きづらさや不安がはげを通して描かれるが、今回の高瀬さんは毒っ気薄め。と思ったところでの、やっぱり最後の不穏さ。面白かったけど、もう少し先まで長編で読みたかった。とりあえず銭湯に行きたくなります。

2024/01/13

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