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はんぶんのおんどり

はんぶんのおんどり

はんぶんのおんどり

作家
ジャンヌ・ロッシュ・マゾン
堀内誠一
山口智子
出版社
瑞雲舎
発売日
1996-09-09
ISBN
9784916016126
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はんぶんのおんどり / 感想・レビュー

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シュシュ

父親が死んで遺産を二人の兄弟で分ける。といっても欲張りが兄が自分の有利になるように分けてしまう。最後に残ったおんどりを真っ二つに切ってしまい、欲張りな兄はすぐに食べてしまうが、優しい弟は半分になったおんどりに手当てをして世話をする。元気になったおんどりの活躍で弟は幸せになれる話。おんどりが水、火、風を味方にするところが奇天烈で面白かった。まめたろうや、かたあしのひよこを思い出した。昔話の面白さは、ストーリーだけでなくディテールにもあるなと改めて思った。ポール・アザールもこの著者を評価していたらしい。

2015/12/07

おはなし会 芽ぶっく 

展開が紙芝居『あひるの王さま』っぽいけれど、こちらは児童書なので背景がしっかりしています。父親の遺産を半分にするはずだった兄弟は、兄が強欲さをだし、弟は辛い思いをします。おんどりまで半分にするとは!それでも生きているとは!そのおんどりのおかげで幸せをつかむ弟。風見鶏の由来に繋げたおはなしです。

2019/07/05

pocco@灯れ松明の火

山口智子・堀内誠一コンビ本:「喧嘩が起きぬ様、遺産は兄弟半分づつに」という父の遺言通り?、賢い雄鶏を縦半分にした兄。>>この雄鶏が仲間にした物が凄くて格好良い。傲慢な王様が悪者として懲られるが、意地悪な兄はお咎め無いとは?オチはスッキリ爽やか。

2011/11/24

遠い日

賢明な父の遺言の約束を破った欲深い兄。そして、この国のケチな王さま。賢者は、魔法のようにことばを操る体を半分にぶった切られたオンドリだ。知恵と勇気で弟を導く。堀内誠一さんの絵がいきいきと躍動する。やりこめられる王さまの惨めな姿が印象的。ちゃんと昔話の体裁で締めくくられるお話だ。

2014/06/29

たんぽこ

「王様とあひる」「かたあしのひよこ」「ランパンパン」などの昔話をもとにした創作童話なのでしょうね。娘に読み聞かせしたら、とても好評でした。まっぷたつに割られても死なない雄鶏に、子どもは大喜びでした。小学校で今度「かたあしのひよこ」を読み聞かせする機会があったら、この本を一緒に紹介してみたいなあ。

2021/01/26

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