オズマガジン編集長の「今日のよりみち」 日常はよりみちのなかにおもしろさ ①~銀座編~

ライフスタイル

2017/9/13

 ダ・ヴィンチニュースは、雑誌読者のことを一番よく知っている各雑誌の「編集長コラム」企画をスタートしました! 3人目としてご登場いただくのは『オズマガジン』の古川編集長です。

 ダ・ヴィンチニュース読者のみなさんこんにちは。オズマガジンという女性誌の編集長をしています古川と申します。今日から毎月1回この場所でコラムのようなものを書かせていただけることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 といっても「オズマガジンのことなんて知らない」という方もたくさんいらっしゃると思いますので簡単に自己紹介を。オズマガジンは今年創刊30周年を迎えた、首都圏で発売している女性情報誌です。コンセプトは「よりみち案内貼」。読者のみなさんに「よりみち」をしてもらい、その日が「いい1日だったなぁ」と思ってもらえるように。それを考えてすべてのコンテンツを作っています。誰かのいい1日が増えることは、そのぶん世界にいい1日が増えることでもすもんね。

 たかが雑誌のわたしたちになにができるかはわかりませんが、世界にいい1日が増えれば、争いごともひとつ減るかもしれない。そんな大それたことを、ちょっとだけ心の中で考えています。

 わたしたちの毎日は、たくさんの「しなければならない」(と思い込んでいることも含んで)ことに溢れています。5秒の暇をスマートフォンで埋め、他人の日常を覗き込んでいるような、時間細分化社会を生きるわたしたちの毎日において、もはや「無駄」や「非効率」は悪以外のなにものでもないような扱いを受けています。

 でも、ほんとうにそうでしょうか? オズマガジンは「無駄」や「非効率」のなかにも、日常を豊かにするヒントが隠れていると考えています。知らない町をあてもなく歩く。いつもと違う道を帰ってみる。いつもは作らないような料理をしてみる。それらは時間も手間もかかることです。でもその中に、現代のわたしたちが失ってしまいがちな豊かさのようなものが隠れていると思うのです。

 だからこそ、わたしたちは毎月違うテーマで「よりみち」のきっかけを提案しています。今月は「銀座」、来月は「ひとり旅」というように。

 そこにあるのは「情報」です。情報誌ですから情報の量や鮮度はもちろん大切にしています。でもその情報の発信の仕方や、情報を扱うときの心持ちのようなものは、さっきお話ししたような気持ちが届いたらいいなと思いながら編集しています。

 前置きが長くなってしまいましたが、このコラムでは、毎月の特集に合わせて編集長の僕自身が「よりみち」したスポットやことを紹介していこうと思います。今月は「銀座」特集です。

 グラマシーテーブルは銀座の中心からほど近い路地にひっそりと佇んでいます。銀座にはほんとうにたくさんのお店がありますが、僕にとってはこのお店がいちばん落ち着いて食事ができる場所かもしれません。シェフの料理の味はもちろんですが、オーナーの神谷さんの人に合わせた接客や心遣い、照明の明るさ、すべてがストレスからいちばん遠いところにある場所です。

トリュフオムライスは数量限定。ほかにもパスタや日替わりのシェフのメニューも

 名物はトリュフオムレツ。ランチで1500円です(1日の数量は限定)。ふわふわの卵の中には絶妙な塩気で味つけられたごはん。上には贅沢にトリュフが鎮座しています。テーブルに運ばれてくるとふわっといい匂いが鼻をくすぐります。ディナーではトリュフオムレツとして登場するこの看板料理、電車に乗っても食べに行く価値のあるひと皿だと思います。

初代シェフのレシピを受け継いだクリームブリュレ。お腹いっぱいでも食べてください

 デザートのクリームブリュレは、パリのゲストをして「本国で食べるものよりもおいしい」と言わしめた逸品。食べ過ぎてこれが入らないという愚行をおかさないように気をつけてください。

 僕にとってここでの食事は「よりみち」そのもの。「生きる」ためにお腹を満たす食事ではなく、「こころ豊かに生きる」ために心まで満たしてくれる食事です。

 オズマガジンの銀座特集には、ほかにも編集部員がおススメする銀座のお店がたくさん掲載されています。どのお店があなたの「こころ」に合うのか、それはあなた自身にしかわからないことだと思います。ですから、あなたがどのお店を選んで食事をしても、その日の夜に「ああいい1日だった」と思えるようなお店を厳選しています。今月はぜひ銀座で「よりみち」してみてはいかがでしょうか。9月12日発売です。

 では、長文におつきあいいただき、ありがとうございます。いい1日を。

『オズマガジン』最新号は9月12日(火)発売!

OZ magazine 2017年10月号
(スターツ出版)

 

古川誠(ふるかわまこと)編集長
1998年スターツ出版入社。販売部の営業を4年務めたのち、2002年よりオズマガジン編集部に配属。2008年より編集長に。ほかクルミド出版より小説『りんどう珈琲』を出版。2018年には2作目の小説「ハイツひなげし」をセンジュ出版より刊行予定

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▶次回の古川編集長のコラムは、10月12日頃更新予定です!