高田純次スペシャルインタビュー Vol.2「恋愛」

スペシャルインタビュー

更新日:2013/4/8

昨年、「ダ・ヴィンチ電子書籍アワード」で特別賞を受賞した高田純次さんの『適当日記』。

審査員からは「高田さんの本は電子書籍で読んだほうがおもしろい」「ミスター電子書籍」と言われ、高田さんの適当ぶりと電子書籍特有の気軽さが相乗効果となりダウンロード数も記録的なものとなった。そして、今回電子ナビ1回目のスペシャルゲストとして満を持して登場! 4回にわたり「読書」「恋愛」「仕事」「人生」についてお話いただきました。

●テーマ:「恋愛」

女の子に、太ったなと思ったときは
「エキゾチックになったね」って褒めてるよ

前回は本の話だったけど、今回は……恋愛ですか。
本をモテに使ったことがあるかって? 
ないねえ。太宰とか持ってるとモテるの? 
あ、そういえば、カバンから『BUBKA』を取り出そうとしたら、
めくれちゃって、中綴じのエロいページを開いたまま出したことはあるよ。
お尻ばーん、ってグラビアでさ。
え、そもそも『BUBKA』じゃモテないの?
そうだったんだ。勉強になったよ。

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口説くっていっても、もう、じじいだしさ。
それに、恥ずかしくて、笑っちゃうんだよね。
俺の顔って、全面からいやらしさが溢れ出ていて
「やるぞ」って書いてあるじゃない。
だから調子よく言うと「もう、またまた」って返されちゃうし。
「やらない」って書いてある、素朴な顔になりたかったよね。
まあ、口説き方じゃないけど、
「太ったね」と「老けたね」だけは言わないようにしてるかな。
この人、太ったな、と思ったときは、
「エキゾチックになったね」。
この子、老けたな、と思ったときは、
「ミステリアスになったんじゃない?」って褒めてるよ。

好きな女の子のタイプを聞かれるのは、困るよね。
髪型が似合ってる子を「あ、かわいいな」と思って好きになっちゃうかもしれないし、
「いい身体してるなー」って感じたときに好きになるかもしれないし、
いろいろあるでしょ。
ひとつ、はっきりと枠のなかに収めて、決められないんだよね。
だから、いちばん困るのは、クラブに行ったとき。
かわいい子が横について、気分が良くなって手でも握っちゃったときに、
もうひとり来て、それがもっとかわいい子だったときだね。
その子の手を離して、そっちに行けないじゃん。
俺、真面目な人間だからさ。ホント困るよねえ。