【藤あや子インタビュー】愛猫たちとの日常を描いた『マルとオレオ ふたりはなかよし』が11月22日(水)のサンクスペットデーに発売!

マンガ

公開日:2023/11/22

藤あや子さん

11月22日はサンクスペットデー。「ワンワン(11)」「ニャーニャー(22)」の語呂合わせから、「ペットに感謝する日」と制定された日です。この日発売される『マルとオレオ ふたりはなかよし』(KADOKAWA)は、歌手の藤あや子さんの愛猫マルとオレオの日常を描いたコミックエッセイ。今回は企画・原案を手掛けた藤さんにお話を伺いました!

―SNSで大人気のマル君とオレオちゃんをコミックにしようと思った経緯を教えてください。

藤あや子(以下藤):私と同じ秋田県出身の漫画家ホンマジュンコさんから、彼女の著書『梅さんと小梅さん』を送っていただいたことが始まりです。ホンマさんが長年デザイン畑にいたということを知って、マルオレのカレンダーやTシャツなどのチャリティーグッズを手掛けてもらうことになり、「いつか漫画を作りたいね」と話していたことから今回の企画がスタートしました。

―実際に漫画になったマルオレを見て、どう思いましたか?

:本当にまんま、彼らが漫画になったと思いました! ホンマさんはずっとグッズを作っているのでマルオレのことをよく知っているんです。ふたりのキャラクターをすごくよく観察してくれていますね。

 例えばマルは顔芸が得意(笑)。オレオはアイドル並みのキラキラお目目でおねだりしてくるんですが、ふたりは日ごろから鏡で練習してるんじゃないかな…と想像したお話を描いてもらったり。この漫画の通りマル坊はひょうきん者で、オレちゃんはあざとかわいいの。

藤あや子さん

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▲お笑い芸人並みに顔芸が得意のマルと、あざとかわいいオレオ。

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―作品内ではマルオレが人間のように喋ったり歩いたりしていますが、猫あるあるもそこかしこに詰まっていますよね。単行本には描き下ろしが収録されていますが、読みどころを聞かせてください。

:「家族になった日」という短編は、彼らが保護された大阪から我が家に来たお話です。もともと私の義理の母がクロという雌猫を保護しまして、クロから生まれた4匹(マル、オレオ、コテツ、ユキオ)のうちマルとオレオを家でお迎えすることになったんです。そんな義母は3年前に他界しました。義母がいなかったらマルオレとも出会えていなかったので、この縁に深く感謝しています。

藤あや子さん
▲大阪で保護された赤ちゃん時代のお話も収録。

―お義母さまがつないだ命だったんですね。最後に、読者の方やマルオレファンの方にメッセージをお願いします。

:本書の売上の一部は動物愛護団体に寄付をする予定です。チャリティー活動は、人生の後半でこんなに幸せを分け与えてくれた猫たちに、私なりに恩返しをしたくて始めたこと。マルとオレオのように保護されて楽しく暮らす猫たちが一匹でも増えますように。動物たちの殺処分が一件でも減りますように、という気持ちで今回の単行本を作りました。

―まさに、サンクスペットデーにぴったりの一冊ですね。本日はありがとうございました!

プロフィール
藤 あや子:秋田県角館生まれの歌手。1989年のデビュー以来、華やかなステージと艶のある歌唱で人気。2019年6月3日に生まれた保護猫マルとオレオのおかーさんであり、広報担当。
ホンマ ジュンコ:秋田県生まれ・新潟県在住。著書に『梅さんと小梅さん』シリーズ(KADOKAWA)、『ゆきとおじいちゃん いっしょに暮らした一年の物語』(新潟日報メディアネット)がある。