『渇き。』ヒロイン・小松菜奈インタビュー 「なんであんなポージングを思いつけるのか……本当にすごいです。」

あの人と本の話 and more

2014/7/6

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場するのは、鬼才・中島哲也監督の最新作『渇き。』でヒロインを演じた小松菜奈さん。モデルとしてさまざまなファッション誌で活躍している彼女が心の底から憧れてやまない存在とは?

 映画『渇き。』では、周囲の人間を天使の微笑みと優しさで虜にしては地獄へと送る悪魔のような少女を演じた小松菜奈さん。そんな彼女を魅了し続けているのが、水原希子さんだ。

「希子さんって服の見せ方や表情の作り方がすごくうまいんです。わりとクールなイメージがあると思いますが、メイク次第でとても女の子らしいかわいらしさも出せる。ポージングも、私だったら絶対思いつかないようなオリジナリティがあるので、いつも希子さんの写真を見て研究しています。でも、それ以上に素敵だなと思うのは、希子さんの人間性です。一度、撮影現場でご一緒したことがありますが、とっても気さくで、優しかった。後輩モデルでも話しやすい雰囲気を作ってくれて。このフォトブックには普段の希子さんの気取らない感じがとてもよく出ていますよね。私もあんなふうになりたいなあと思いますが、まだ遠い存在ですね」

 とはいえ、水原さんと同じく、女優業にも進出することになった小松さん。すでに3本目の撮影にも入っている。

「最初は演技なんてできるか不安でしたが、違う人になるのがだんだんおもしろくなってきました。これまでは原作のある映画にばかり出演させていただいていますが、今後はオリジナル脚本の映画にも出てみたいです。原作があると、どうしても役柄のイメージがある程度決まってしまっていて、それを壊さないように演じなければなりませんが、オリジナルだと一から自分で作っていけるところがいいですよね。今は、蒼井優さんが出演されるような、ナチュラルな魅力あふれる映画に出られるようになればいいなって思っています」

(取材・文=門賀美央子 写真=かくたみほ)

小松菜奈

こまつ・なな●1996年、東京都生まれ。2008年よりモデルとして雑誌を中心に活動、CMやPVなどにも数多く出演。オーディションで中島哲也監督に見出され『渇き。』で映画デビュー。10月11日公開の映画『近キョリ恋愛』では、ヒロイン枢木ゆに役で出演。デジタル写真集『PROTO STAR 小松菜奈』もvol.9まで発売中。
ヘアメイク=村上 綾 スタイリング=塚田綾子

 

『水原希子フォトブック KIKO』書影

紙『水原希子フォトブック KIKO』

水原希子 講談社 1600円(税別)

ファッションモデルとしてスタートし、2009年には映画『ノルウェイの森』で女優デビューを果たした水原希子の魅力をあますことなく収めたフォト・ブック。撮りおろしのファッション・フォトはもちろん、故郷テキサスでのプライベート・ショットや子供の頃のスナップまで豊富な写真を取り揃えたファン必見の一冊。

※小松菜奈さんの本にまつわる詳しいエピソードは
ダ・ヴィンチ8月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

 

映画『渇き。』

原作/深町秋生『果てしなき渇き』(宝島社) 監督/中島哲也 出演/役所広司、小松菜奈 配給/ギャガ TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開中
●コンビニで発生した連続殺人事件の第一発見者となった元刑事の藤島(役所広司)は、別れた妻から一人娘の加奈子が行方不明になったと連絡を受ける。捜索を始めた藤島だったが、我が娘の周辺を探るうち、全く知らなかった一面が明らかに。その底知れぬ闇に直面した藤島の心も徐々に壊れて……。鬼才・中島哲也監督の最新作。
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