人気声優・東山奈央が日本語部分の朗読を担当! 2学期からスタートダッシュしたい中学生に超おススメの英語参考書

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2018/8/22

 夏休みは、残すところあとわずか。もうすぐ2学期が始まるという時期ですね。中3生のみなさんは、1学期までに習った英語はバッチリ身についていますか? 受験学年である中3で習う英語は、中1・中2で習ったことに輪をかけて難しくなっているはず。そして、2学期になると、さらに高度な内容が加わります。でも、心配しなくてもだいじょうぶ。このたび、どんどん難しくなる「中3英語」の教科書・授業にバッチリ対応する参考書が発売されました。

 この本に完備されている英語音声と日本語音声のうち、日本語部分の朗読は、人気声優にして歌手としても活躍する東山奈央(とうやまなお)さんが担当しています(音声は、KADOKAWAのオフィシャルページからダウンロード可能)。既刊の「中1英語」「中2英語」とあわせて勉強すれば、いずれ迎える高校入試対策も完璧です。

 以下、東山さんの中学・高校時代、そして今の勉強にまつわるエピソードを、たっぷりご紹介します。

◆声優の夢をかなえるために勉強もがんばった高校時代

 中学のころは学校の勉強にまったくついていけない劣等生でした。中学受験をしたのですが、周りの人、塾の先生、それに両親が「受からないだろう」と言っていた中学に、運よく合格することができたんです。でも、入れたまではよかったのですが、身の丈に合わない偏差値の学校だったので、がんばってもなかなか成績が伸びず、先生が言っていることもよくわからなくて、テストの点数がどんどん悪くなっていきました。

 高校から声優の養成所に通ったのですが、声優になるために両親から大学進学という条件を提示されました。そのとき初めて「声優の勉強も学校の勉強も、両方ともがんばらないといけないな」と思うようになりましたね。

 入った学校はザ・進学校でしたから地頭がよい同級生もたくさんいて、すぐには追いつけなかったのですが、「声優になりたい!」という気持ちが原動力となり、高校生になってから勉強に身が入るようになりました。あとのほうになると、成績も伸びてきたんです。

◆好きな教科は「英語」

 仕事で必要となる歌やダンスの勉強は好きなんです。でも、学校でするような勉強、単語集をガリガリ覚えるような勉強は好きではありません。でも、「英語」だけは好きでした。

 私の家庭環境は変わっていて、父は帰国子女で、母は英文科出身。家の中で日本語と英語が飛び交うような、不思議な幼少期を過ごしていました。また、「リトミック」や「ECC」などを習っていて英語とは遊び感覚で接していたので、中学から初めて習ってもあまり抵抗はありませんでした。

 それでも中学のころは、テストの点数がよかったわけではないので「得意」だったわけではありませんでした。だから、「英語が苦手だな」という子も、いつから本腰を入れても遅くはないんだと思います。

◆答えが一つに決まらない教科は苦手

 いっぽう、「国語」はあまり好きではありませんでした。とくに不得意だったのは、答えが一つに決まらない「現代文」。「古典」とか漢字の書き取りとかはそんなに苦手ではありませんでしたが、読解力が弱くて、小説の「このときのA子さんの気持ちを答えなさい」という問題とか、随筆の「筆者の気持ちを述べなさい」という問題では、登場人物や書いた人の気持ちが素直に読み取れなくて、「えっ、この文字数じゃ収まらない」なんてブツブツ言いながら答えを書いていましたね。

 「数学」は答えがはっきりと一つに決まるので、「国語」にくらべるとなじみやすかった記憶があります。でも、いかんせん、覚えなくちゃいけない公式が多かったので、覚えることが好きではない私には苦手意識がありましたね。

 「理科」と「社会」は、がんばりが如実に点数として表れるので、努力がちゃんと報われる教科だったという印象があります。また、教えてくれた先生がよかったりすると、好きになれる教科ですよね。私が習った「社会」の先生の授業はユニークで、歴史上の出来事とか人物とかを、全身を使ってお芝居風に説明してくれたんです。歴史って、何か一つの出来事があるとそれがほかに影響して世の中全体が動いていくという「物語」として楽しめるんですよ。だから、好きでしたね。

◆結果が出ない勉強をしてはいけない

 私は一夜漬けが利かないため“コツコツ派”でしたね。

 試験勉強でいちばん危険なのは、「やった気」になってしまうことです。私は、英単語集から抜き出して自分オリジナルの単語集をつくるとか、ノートをきれいに清書し直すとか、努力したことで満足してしまうタイプでした。これだと、たしかに勉強を「やった気」にはなるのですが、勉強をやること自体が目的になってしまうんです。最初の段階で点数が伸び悩んだ原因はそこにありました。勉強で大切なのは、頭の中で理解することなんですよね。だから、整理し直すことには、あまり時間をかけないほうがいいと思います。

 勉強を通してわかったことで、今でも座右の銘にしていることがあるんです。それは、「結果が出ない努力はただの言い訳」。すごく厳しい言葉なんですけど、これを意識すると、結果を出すための努力はどうすればいいのかを考えるようになって、無駄な遠回りをしなくなるんです。この言葉は、自分に対する戒めとしていつもかみしめています。

◆結果が出ないならやり方を変える

 私の場合、勉強したのは自分の夢の実現という動機からでした。動機がはっきりしていない場合、勉強するのってすごくつらいですよね。

 たしかに、社会人になってしまうと、サイン・コサイン・タンジェントなんて使いません。それを知ってしまうと、中高生のみなさんは、「勉強なんてやってもしょうがない」というふうに考えてしまい、モチベーションが上がらないかもしれません。でも、社会人になってから、必死になって勉強していたという経験は、必ず自信につながります。勉強した内容ではなく、勉強した経験が、大人になってから大切なんです。

 この本を読むみなさんで、「今がんばっているのに得意にならない」「テストの点数が伸びない」って思っている人がいるかもしれません。そういう人こそ、先ほどの私の座右の銘「結果が出ない努力はただの言い訳」を思い出してほしいんです。努力していても成績が上がらないとしたら、今のがんばり方は自分に合っていないだけなのかもしれません。そこで、いったん考え直してそれまでのやり方を変えると、成績が急に伸びたりするんです。だから、今勉強が苦手だと思っているみなさんも、希望を捨てないでほしいなと思います。

◆中高生時代は資格に挑戦しました

 学校で資格取得を積極的に勧められたこともあり、高校生のときに英検準1級、漢検2級、数検準2級を取得しました。

 でも、英検準1級を取れたのは奇跡だったんですよ。英検準1級の単語集を2冊買ってみたら、進学校でも習わない単語だらけ。でもがまんしてその単語集に載っている単語を全部覚えて試験に臨んだのですが、試験本番では、第1題目の単語選択問題の半分がまったくわからなかったんです。仕方がないので、まるで鉛筆を転がして解くようにヤマ勘で選んでいったところ、なんと、15問中10問が正解でした(笑) 筆記試験に合格し面接に進んだら、スピーキングの問題ではいろいろ難しいことをきかれましたが、笑顔で乗りきりました。運がよかったのですね。

◆中高生時代の勉強は将来につながる

 アニメ「きんいろモザイク」の九条カレンというキャラクターがイギリス人だったので、作品の中で英語を話すシーンもあり、アフレコでは英語のセリフを発音することもありました。父が話していたのはアメリカ英語だったのでイギリス英語にはあまりなじみがなく、最初はイギリス英語特有の発音に苦戦させられました。でも、アフレコではこだわりを持って、テイクを重ねさせていったのはよい思い出です。

 私の仕事ではたまたま「英語」を使うことがありますが、いちばんよく使うのは「国語」の知識ですね。それ以外にも、「生物」や「社会」に関することは一般常識として会話のなかでふつうに出てくることもありますし、なんだかんだで今につながっているのだなと思います。

 中学のころのことで、今でも覚えていることがあります。中2のときの数学の期末テストで、試験が終わったあとに先生が、「クラスの平均点が25点だった! なんでそんなに解けないんだ! みんなにそういうふうに教えたつもりはない!」とすごく怒っていたのですが、じつはそのテスト問題、東大の入試問題だったことが明かされました。私は、「そんなの解けるわけないじゃん!」と思ったのですが、先生は続けてこうおっしゃいました。「でも、忘れないでほしいのは、みんなに意地悪をしたかったわけではなくて、僕は、中2の知識で解ける東大の問題を持ってきた、ということ。今の勉強がやがて大きな道につながる、中学で習うことをしっかり身につけていれば東大の問題でも解ける、ということを言いたかった」と。

 中学生のみなさんにとっては大学受験なんてすごく遠いことのように感じるかもしれませんが、じつは今の勉強とちゃんとつながっているんです。この話は、みなさんにとっては未来のことで、私にとっては過去のことですが、ここには、勉強についての大事なことが詰まっているような気がしています。

◆センター試験の問題は、今でも解いてみたい

 今はやめてしまいましたが、少し前までは、Podcastで英語の時事ニュースを聴いていました。また、「きんいろモザイク」で共演した田中真奈美ちゃんと英語のレッスンを受けに行ったこともありました。そのレッスンは英語教師の方が受けるような高度な授業で、ネイティブの先生が何か小話をして周りの受講生が笑ったりしていたのですが、私たちはポカーンとなっていました(笑)

 最近興味があるのは、中学生のみなさんにはちょっと遠い話かもしれませんが、大学受験で使うセンター試験の問題ですね。最近は、1年に1回、新聞に載ったときに毎年解いたほうがいいな、と思っています。自分が実際に受験してもいるので知っていますが、センター試験の問題って、ちゃんと勉強してきた受験生にとって解ける問題も、隅をつつくようなちょっと難しい問題も程よく入っていて、すごくバランスがいいんですよ。「世界史」なんかは大人になってしまうとすっかり忘れてしまうものですが、「英語」は、一度自転車の乗り方を身につけてしまえば一生忘れないように、そうやすやすと抜けていくものではありません。だから、「英語」の問題くらいは、仕事の息抜きに解いてみたいなあと思うことはありますね。

◆勉強は、たとえきらいでもがんばれます

 私の青春時代はちょっと勉強に偏りすぎていました。だから、これは参考書のインタビューなのでみなさんには「勉強がんばってくださいね」と言うべきなのでしょうけれど、私としては、「勉強もがんばりつつ、青春も味わってくださいね」というのが素直な気持ちです。勉強以外の経験も大切ですから。

 グッとのめり込める好きな教科を1つでも見つければ、勉強をがんばれると思います。でも、たとえそれが見つからなくてもだいじょうぶ。私も勉強は好きではありません。だけど、それでもがんばれます。がんばってコツとか努力の仕方さえわかってくれば、点数はちゃんと伸びます。今はあまり得意でなくても、悲観しないで自分に合ったやり方を探していけばいいんじゃないかなって思います。

 どうでしたか? 「勉強がきらいでも、正しく努力すればがんばれるし、成績も伸びる!」という東山さんのメッセージは、英語が苦手! キライ! という人にとってすごく励みになりますね。たしかに、英語の勉強には時間がかかり、途中でザセツしがちですが、がんばって続けていけば必ず成績が伸びていきます。この本を読み込み、また、東山さんの日本語朗読と英語音声を聴き込んで、みなさんが英語を得意! スキ! と言えるようになることを、編集部一同願ってやみません。