急に素敵な男性が現れて大恋愛をすることなんてないし、そんな恋を願いながら何も行動しないでどうするの? 杏@apricot_candy_aからの「幸せな恋愛」へ導くメッセージ

恋愛・結婚

2019/9/13

『好きを、もっと。可愛いを、もっと。愛されて満たされる自分でいたい。』(杏/KADOKAWA)

 9月13日(金)刊行の、Twitterで人気の杏@apricot_candy_aさんの著書『好きを、もっと。可愛いを、もっと。愛されて満たされる自分でいたい。』(KADOKAWA)。自身の経験をもとに「どうして愛されないんだろう。どうして大切にされないんだろう。」と恋愛に悩む女性に向け、避けるべき男性や恋愛の仕方・心の持ちようを綴る。刊行を記念し、書籍にこめた思い、そして恋愛に悩む女性へのメッセージなど、杏さんのさまざまな思いについてうかがった。

■初書籍のこだわりは「読む人を想像して、読みやすく分かりやすく」

――いよいよ著書が発行です。いまどんな心境でしょうか。

 実感がないような、嬉しいような、不思議な気持ちです。本屋さんに並んでいるところを見たり、読んでくださった方からの感想が届いたりしたらもっと実感できるかな…と楽しみにしています。

――書籍出版は子供のころからの夢、とおっしゃっていましたが、SNSでの活動は出版も視野に入れていらっしゃったのでしょうか。

 本が大好きで漠然と絵本作家や小説家に憧れていたような感じで、SNSからの書籍化は全く考えていませんでした。最初に書籍化のお話をいただいたときも詐欺ではないかと疑って、担当さんを困らせてしまったことも(笑)

 自分の視点のみで自由に呟けるツイートと、読んでくれる人を想像して書く文章では伝え方や表現の仕方も変わってきます。だから「140文字の中だからそれらしく見えるのであって、きちんとした文章で本を一冊となると…」という不安はありました。

Twitterより抜粋

――どのようなお気持ちで執筆されたのでしょうか。

 説教くさくならないように、高圧的にならないように、読み終わったあと一方的な考えを押し付けられたような疲れが出ないように…ということに気を付けていましたね。

 私なりに「読んでくださった方にどんな読後感を持ってほしいのか」を考えましたが、受け取り方は人によって異なるものだなと。なので「少しでも心に残る言葉があるように」と願いながら書きました。

――タイトルや本のつくりにもこだわりが散りばめられているようですね。

 タイトルは候補を50くらい出して「内容や伝えたいことが分かりやすいものにしよう」と担当さんの案も含め、時間をかけて話し合いました。

 Twitter発の本なので、普段スマホに慣れている人にも馴染みやすいようにと思い、すべて横書きにしてもらいました。本を読むというよりコラムを紙で読むような、シンプルで読みやすいデザインになったのでとても満足しています。

――楽しみにしている読者の方へ、杏さんが思う『好きを、もっと。可愛いを、もっと。愛されて満たされる自分でいたい。』の見どころを教えてください。

 どの部分が印象的かは、読んでくれた人のそのときの状態や気持ちによるものかなと。その人の、そのときの見どころを見付けてほしいので内緒です(笑)

Twitterより抜粋

■愛されるための一歩は「小さなことから」始めること

――悩み相談が多く寄せられるようですが、どのようなご相談が多いのでしょうか。

 恋愛、SEX、人生、美容、いろいろな相談や質問を受ける機会が多いですが、「どうしたらそんなに自信が持てるの?愛されるの?」がやっぱり多いです。

――寄せられる悩みに対して、杏さんの伝えたいことが書籍につまっている?

 詰め込みました。まだ初級編、という気もしますが悩みや不安は自分の基盤がしっかりしていないとなかなか消えないので。読んだあとそんな疑問や不安が解消されて、自信を持って愛されたいと思えるような本になっているといいなと。

――人に振り回されない自分軸や向上心、努力をしているからこその自信。そういう強さも、杏さんの人気のひとつかと思います。杏さんのようになりたいけれど、そんなの無理…と尻込みしてしまう人に伝えたいことはありますか?

 確かに、いきなり劇的に変わることはむずかしいと思います。

 でも、「こうなりたい」と目標があるときに尻込みするか、一歩を踏み出すか。その瞬間既に差はついているものなのですよね。ありきたりだけれど、まずは小さなことから始めてみてほしい。

 きっとできるから!

 そして、この本を読み終わったときに、今まで「努力しないとできない」と思っていたことを「日常の中の普通にしてみよう」と感じてもらえたら嬉しいです。

――SNSでは男性から参考になるとの声もありますね。

 女心が知りたければ買ってください(宣伝)というのは半分本気の冗談ですが、参考になるという意見をくださる男性は女性の視点や考えを理解しようとする優しい人たちなのだろうなと。

 女性にとっては、男性が自分のことをきちんと見て、理解しようとする姿勢があるだけで嬉しいものです。それが独り善がりにならないように寄り添ってくれたら、女性への接し方も喜ばれるものになると思います。

 この本でより女性に対して理解が深まる男性が増えてくれるとありがたいです。

■日常の「小さな幸せ」や「嬉しい」を重ねることが幸せな恋愛

――本書に書かれていましたが「自分推し力」というのが自然に自分を高めていけそうでいいな、と思いました。

 その考えは小学4年生くらいからあったように思います。なので、元の性格や価値観としてあったのかなと。

「推し」という言葉は極端と言うか…一部の突き詰めている人が使うイメージがあったんですよね。身近な言葉になったのは、Twitterを始めてよく見掛けるようになってからなんです。

 ただ、「推し」の対象は自分以外ですよね。そういう風にのめりこんだことがないな、と思っていた時に「自分推し」という言葉がふっと思い浮かんで。あ、そうか、私が自分を一番大事にしているのは「自分推し力」が高いんだなと腑に落ちました。

――「自己肯定感」が高いではなく?

 自己肯定感が高い・低いというのが、言葉が浸透しているわりに漠然としていて、どういう感覚なのか分かりにくいなと。それに他人から見た場合にも自己肯定感が高くないといけないような、強制的な雰囲気があるように思えて違和感があるんです。

「推し」は好きなアイドルだったり、キャラクターだったり、「この子を応援したい、成長させたい!」というポジティブな気持ちですよね。その対象が自分、というのにしっくりきました。

 それに、自己肯定感は生まれや育った環境に左右される部分もあるけれど、「自分推し力」は自分次第でどんどん高めていけます。

――どういう風に「自分推し力」を高めればよいものでしょうか。

 自分を好きになることが前提にはなるけれど、自分に対する手間、お金、時間などを惜しまずに積み重ねていくことも高めることのひとつです。どれだけ自分を愛して、大切にして、育てていくか。

 結局は対象次第で価値観って変わるんですよね。ネイルに数千円、デパコスに数千円なんて高い…!と感じてもアイドルのグッズや推しキャラのガチャには数万円使ったり。

「自分推し」って、そういう誰もが覚えがある「誰かを推す」という行為と同じなんです。自分には投資したらしただけ、努力したらしただけちゃんと返ってくる。その過程や結果が、「自分推し力」を高めていってくれると思います。

――最後に。恋愛で幸せになりたいけどなれない、と悩んでいる女性にメッセージをお願いします。

 大きな幸せを期待しながら、受け身でいたり、状況を変えることをしなかったりしていても何も変わらないものです。

 本気で変わりたいか、口先だけか。

 本気で変わりたいなら変われるはず。

 変われないうちは本気じゃない。

 どうしたら変われるかのヒントが本の中にあるといいな、と思いながら書いたのでぜひ手に取ってみてほしいです。

※写真はすべてイメージ

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