ガリガリ君やグラコロも!? あの店の味を自宅で再現できるレシピが登場!

食・料理

公開日:2012/12/9

 外食したいけどお金がない。話題の料理が食べたいけど近くに店がない。人気のラーメン食べてみたいけど、人気すぎて常に行列ができているし並ぶのはちょっと……。そんな悩みをすべて解決してくれるコミックが発売された。その名も『怪盗レシピ』(若林健次/少年画報社)! 11月12日に発売されたこの本は、1度食べたものを完璧に舌コピーしてしまうという天才料理人・トモくんと、その先輩料理人・ちゅうさんが、作者のむちゃぶりに応えていろんなお店の料理を再現していくというもの。

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 コミックでは、夏場には売り切れが続出するあの大人気のアイスがモデルと思われる“ゴリゴリ君”というアイスが出てくる。そのアイスだって彼らの手にかかれば簡単に再現できてしまうのだ。ソーダではなくラムネを使うのがポイントで、そこに砂糖、塩、ライムを入れて食紅で色を付けたらアイスの素は出来上がり。あとは大きさの少し違う2つのタッパーを用意し、少し隙間を開けて重ねたものを固定する。そして、その隙間と内側の小さいタッパーにアイスの素を入れたら冷凍庫へ。数時間後に固まったものをタッパーから外し、内側の小さいタッパーで固めた方は袋に入れて粉々にクラッシュする。それを、さっき作ったもうひとつのアイスの中に詰めて棒をさせば出来上がり。これで、外はガリガリ中はシャクシャクの2つの食感を楽しめるあのアイスがいくらでも作れるのだ。これなら大きさも形も自由自在なので、自分だけのオリジナルを作ってみるのもいいかもしれない。

 また、これを読めばハンバーガーショップ“Mクドナルド”の冬の定番“グラコロ”も再現できるのだ。“グラコロ”と言えば、ふわっとしたバンズにシャキシャキキャベツ。やわやわクリーミーなコロッケの食感が特徴。そのやわらかさを再現するためには「PASCOの白い食卓ロール」を使うのがピッタリなんだそう。そして、「キャベツ以外とにかくやわやわ!」というところがポイントなので、具材のマカロニも長めに茹で、グラタンのソースもゆるめに作るのだ。これで、冬だけでなく1年中グラコロを楽しむことができる。

 さらに、あの人気牛丼チェーン店の味を家庭で作り分けることだって出来るのだ。肉や玉ねぎの食感を楽しみたいなら“Y家”。ちょっと胃がもたれているときには甘くてふんわり柔らかな“M屋”。コッテリとした牛丼をガッツリ食べたいときは“S家”というように、気分や体調によって変わる好みの牛丼を、ほぼ同じ材料で切り方や味付けを工夫するだけで簡単に作れる。それぞれの味のポイントはかつおだしと三温糖と赤ワインだそうだが、詳しい作り方は本を読んで確かめて欲しい。

 そして、“Gだこ”のたこ焼きはたこ焼き器が無くたって作れるし、“ラーメンJ郎”のラーメンは、なんとうどんで作ってしまうのだ。家にあるものや、他のもので代用できるのはありがたい。それに、本当なら何時間も何日もかけて作るスープだって、たった2時間で作れるというから驚きだ。これなら近くにお店がなくてもいつだって食べれるし、何時間もお店で並ぶ必要もない。

 ほかにも、スープにコクを出す方法や揚げ物をカラッと揚げるコツなど、普段の料理にも応用できる料理の知恵がこのコミックにはたくさん詰まっている。みなさんもこの機会にぜひ1度、試してみては?