原作ファンも激エモな超重要展開!? 大人気『図書館戦争 LOVE&WAR』シリーズの最強タッグ、有川ひろ×弓きいろが紡ぐ『塩の街』最新3巻に絶賛の嵐

マンガ

公開日:2023/4/18

塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~
塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~』3巻(漫画:弓きいろ、原作:有川ひろ(角川文庫/KADOKAWA刊)/白泉社)

『図書館戦争 LOVE&WAR』シリーズの最強タッグ・有川ひろ×弓きいろが贈る漫画『塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~』(白泉社)。待望の最新3巻が2023年4月5日に発売され、ファンの間で大きな話題となっている。


 同作は有川氏のデビュー作『塩の街(角川文庫)』(KADOKAWA)をコミカライズしたもの。『塩の街』『空の中』『海の底』からなる自衛隊三部作シリーズの一つで、2022年4月にコミックス1巻が発売された。また、既に三部作すべてがコミカライズされることが発表されている。

 物語の舞台は、塩が街を埋め尽くす「塩害」の時代。街の至る所に塩の柱が立ち並び、東京湾には謎の結晶がそびえ立っている。それだけならまだしも、ネットや電話などの通信サービスも軒並みダウン。テレビも地域によっては全滅状態で、たとえ映ったとしても塩害情報や東京湾の結晶レポくらいしか流れてこない。

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 そんな過酷な環境下で暮らす真奈が、ある日行き倒れの青年・遼一と出会うところから物語は展開していく。大きな荷物を背負った彼は“綺麗であったかい海”を目指しており、真奈と彼女の保護者的存在の男性・秋庭は、成り行きで遼一の旅に付き合うこととなる。その先で、残酷な現実を目の当たりにするとも知らずに…。

 今回発売されたコミックス3巻では、衝撃的な事実が次々と明らかになる。秋庭の旧友・入江の「塩害」に関する見解を聞いて、彼に協力することを決めた秋庭。一方で真奈は“秋庭の荷物になりたくない”と自分ができることを探し始めるのだが、その先にさらなる残酷な真実が待ち受けていた。

 波乱に満ちた最新刊の内容は、早くもファンの間で大きな話題に。SNS上でも「切ない切ない切ない! ただひたすら切ない!!」「胸がぎゅーっと締めつけられた。どうか無事でいて…」「これは普通に泣くわ。私は泣いた。大号泣です」といった反響が後を絶たない。

 また今回描かれたエピソードは、原作を知る人にとってかなり思い入れのある部分だったようで、「原作での佳境部分がコミカライズでも熱量多めに描かれていてエモかった」「原作のあのシーンは外せないってところを極めてくるのさすがだわ」「良すぎて言葉にならない。小説をそのまま漫画化したみたい」「想像そのまま。そして期待以上」などと絶賛の声が飛び交っていた。

 原作ファンも十二分に楽しめる『塩の街』のコミカライズ版。原作を読了済みの人はもちろん、まだ読んだことがない人も、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがだろうか。

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