「野ブタ。をプロデュース」「Q10」を生み出した夫婦脚本家・木皿泉の“創作”過程に迫ったDVDブック発売

文芸・カルチャー

2015/11/13


 「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「Q10」など、観た人の心にすっと寄り添い、深く残る作品を生み出してきた、和泉努(夫)と妻鹿年季子(妻)による夫婦脚本家・木皿泉(きざら・いずみ)。2013年に発表した初の小説『昨夜のカレー、明日のパン』は本屋大賞第2位に輝き、さらに本人の手で2014年に連続ドラマ化もされた。他にもアニメ映画やエッセイ集刊行など、活躍の場を広げている。

 2004年、夫の和泉が脳出血で左半身麻痺となり、妻の妻鹿による介護生活が始まってからも、ずっと2人で創作活動を続けてきた。そんな2人の知られざる創作風景に初めて密着したのが、2011年に放送された伝説的なドキュメンタリー「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”~」。ギャラクシー賞優秀賞を受賞したこの特集番組は、作品に向き合う姿勢とともに、夫婦の絆がしっかりと映し出されている。そして番組のために書き下ろされたドラマでは、薬師丸ひろ子と田中哲司が木皿泉の自宅で演じ、放送当時話題となった。

 2015年12月2日(水)、このドキュメンタリーDVDとスペシャルブックがセットになった『木皿泉~しあわせのカタチ~DVDブック』の発売が決定した。書籍には、木皿泉が今を語る新たなロングインタビュー、夫が脳出血で倒れた時の心情が綴られた妻の闘病日記、ディレクターと当時の裏話を語る座談会、前述の番組内特別ドラマの脚本、妻がシナリオライターとしてデビューした幻のラジオドラマ「ぼくのスカート」の脚本を収録。撮り下ろし写真などビジュアルも満載。夫婦脚本家・木皿泉の“創作”過程に迫った伝説のDVDと、木皿泉の“いま”と“ことば”が詰まったスペシャルブックをセットにした決定版だ。


<ブック内容>
木皿泉×ディレクター対談「物語ることの治癒力」
・夫が脳溢血で倒れた日々を妻が綴った「闘病日記」全文
・番組内ドラマのシナリオ「世の中を忘れたやうな蚊帳の中」
・妻がデビューした、幻のラジオドラマのシナリオ「ぼくのスカート」
・夫婦の日常に密着したフォトアルバム
・予約特典 オマケ小冊子
木皿泉書き下ろし! トムちゃん&ときちゃんの夫婦漫才2015」

<DVD内容>
・本編
「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”~」
(2011年、NHK BSプレミアム)86分 ※番組内ドラマも完全収録
・特典映像4年後の「しあわせのカタチ」(10分)
・副音声「木皿泉とディレクターによるオーディオコメンタリー」

■『木皿泉~しあわせのカタチ~DVDブック
著:木皿泉
価格:5,500円(+税)
発売日:2015年12月2日(水)予定
出版社:河出書房新社

木皿泉(きざら・いずみ)
夫婦脚本家。ドラマ「すいか」で向田邦子賞、「Q10」「しあわせのカタチ」で2年連続ギャラクシー賞優秀賞。他に「野ブタ。をプロデュース」など。初の小説『昨夜のカレー、明日のパン』は本屋大賞第2位、山本周五郎賞ノミネート。他の著書に、『二度寝で番茶』『木皿食堂』『6粒と半分のお米 木皿食堂2』など。