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木皿泉

職業・肩書き
作家
ふりがな
きざら・いずみ

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

脚本家

「木皿泉」のおすすめ記事・レビュー

苦しいとき、逃げたくなるときに、自分を「解き放つ呪文」とは。『昨夜のカレー、明日のパン』/佐藤日向の#砂糖図書館㉙

苦しいとき、逃げたくなるときに、自分を「解き放つ呪文」とは。『昨夜のカレー、明日のパン』/佐藤日向の#砂糖図書館㉙

 人間関係の構築というのはとても難しい。「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、どれだけ長い間一緒に過ごしたとしても相手に対して礼儀を欠いてはいけない。

 それでも長い時を過ごすことで、以前は気にならなかった相手の不可解な行動が目についたりする瞬間がある。そう思ってしまう私は心が狭い人間なのかもしれない、と思ってしまったことが多々ある。

 今回紹介する木皿泉さん作の『昨夜のカレー、明日のパン』という作品は、"考え方は人それぞれなのだ"ということを私に教えてくれた。

 知っている方もいると思うが、木皿泉さんというのは和泉務さんと妻鹿年季子さん、ご夫婦の脚本家である。作家が2人いる作品を読むのは初めてだったが、安直に優しい言葉を連ねるのではなく、現実を受け入れた状態でどうやったら前を向けるのかをサポートしてくれる、格言にあふれた作品だった。

 本作では7年前に夫を亡くしたテツコと、その夫のギフによる日常が、短編で描かれている。

 最初は「義父と嫁」の関係だった2人が、夫が居ない状態の7年の月日を経て、あだ名のように定着していって"ギフ"と呼んでいると…

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「2019年本屋大賞」決定!! 大賞は瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』 全ノミネート作の順位を発表!

「2019年本屋大賞」決定!! 大賞は瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』 全ノミネート作の順位を発表!

 全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞2019」の受賞作が決定した。

 16回目となる今回のノミネート作品10作の中から大賞に選ばれたのは、瀬尾まいこ氏の『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)!

■2019年本屋大賞受賞作 『そしてバトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋)

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関連記事「今月のプラチナ本」

 翻訳小説部門では『カササギ殺人事件(上・下)』(アンソニー・ホロヴィッツ:著、山田 蘭:訳/東京創元社)が選ばれた。

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■気になるその他のノミネート作品は――

■2位 『ひと』(小野寺史宜/祥伝社)

■3位 『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/筑摩書房)

■4位 『熱帯』(森見登美彦/文藝春秋)

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■5位 『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)

■6位 『さざなみのよる』(木皿泉/河出書房新社)

■7位 『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)

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■8位 『ひとつむぎの手』(知念実希人/新潮社)

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■9位 『火のないところに煙は』(芦沢央/新潮…

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気になる大賞はどの作品に!?「2019年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

気になる大賞はどの作品に!?「2019年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

2019年1月22日(火)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2019年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。

 今年の「2019年本屋大賞」は全国の493書店、書店員623人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

■2019年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)▶【レビュー全文はこちら】

『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

『さざなみのよる』(木皿泉/河出書房新社)

『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

『熱帯』(森見登美彦/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

『ひと』(小野寺史宜/祥伝社)

『ひとつむぎの手』(知念実希人/新潮社)▶【レビュー全文はこちら】

『火のないところに煙は』(芦沢央/新潮社)▶【作者インタビュー記事はこちら】

『フーガはユーガ』(伊坂幸太郎/実業之日本社)▶【レビュー全文はこちら】

『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/筑摩書房)

 気になる大賞発表は4月9日(火)。ノミネート作を読み…

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「野ブタ。をプロデュース」「Q10」を生み出した夫婦脚本家・木皿泉の“創作”過程に迫ったDVDブック発売

「野ブタ。をプロデュース」「Q10」を生み出した夫婦脚本家・木皿泉の“創作”過程に迫ったDVDブック発売

 「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「Q10」など、観た人の心にすっと寄り添い、深く残る作品を生み出してきた、和泉努(夫)と妻鹿年季子(妻)による夫婦脚本家・木皿泉(きざら・いずみ)。2013年に発表した初の小説『昨夜のカレー、明日のパン』は本屋大賞第2位に輝き、さらに本人の手で2014年に連続ドラマ化もされた。他にもアニメ映画やエッセイ集刊行など、活躍の場を広げている。  2004年、夫の和泉が脳出血で左半身麻痺となり、妻の妻鹿による介護生活が始まってからも、ずっと2人で創作活動を続けてきた。そんな2人の知られざる創作風景に初めて密着したのが、2011年に放送された伝説的なドキュメンタリー「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”~」。ギャラクシー賞優秀賞を受賞したこの特集番組は、作品に向き合う姿勢とともに、夫婦の絆がしっかりと映し出されている。そして番組のために書き下ろされたドラマでは、薬師丸ひろ子と田中哲司が木皿泉の自宅で演じ、放送当時話題となった。  2015年12月2日(水)、このドキュメンタリーDVDとスペシャルブックがセ…

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注目の新刊 『木皿食堂』 ダ・ヴィンチ2013年8月号

注目の新刊 『木皿食堂』 ダ・ヴィンチ2013年8月号

『すいか』『野ブタ。をプロデュース』『セクシーボイス アンド ロボ』など現在も評価の高いテレビドラマを手がけてきた夫婦脚本家によるエッセイ集。漫画家・羽海野チカとの対談、創作秘話、シナリオ講座など盛りだくさんの内容で、ファンならずとも楽しめるはず。

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注目の新刊 『昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン』 ダ・ヴィンチ2013年6月号

注目の新刊 『昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン』 ダ・ヴィンチ2013年6月号

悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ――。7年前、25歳で死んだ一樹。遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフ。何気ない日々にちりばめられたギフの言葉が胸を打つ、『すいか』『Q10』などで知られる夫婦脚本家による感動の連作小説集。

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「木皿泉」の本・小説

木皿食堂(4)-毎日がこれっきり (双葉文庫 き 26-05)

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作家
木皿泉
出版社
双葉社
発売日
2024-04-10
ISBN
9784575715033
作品情報を見る
ぱくりぱくられし

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作家
木皿泉
出版社
紀伊國屋書店
発売日
2019-08-01
ISBN
9784314011686
作品情報を見る
Q10 1 (河出文庫 き 7-8)

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作家
木皿泉
出版社
河出書房新社
発売日
2019-02-06
ISBN
9784309416458
作品情報を見る
くらげが眠るまで (河出文庫 き 7-10)

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作家
木皿泉
出版社
河出書房新社
発売日
2019-11-07
ISBN
9784309417189
作品情報を見る

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