栗原はるみが提案する“夏のごちそう”で自分自身にちょっとしたご褒美タイムを!【作ってみた】

食・料理

2016/7/10

『haru_mi』(扶桑社)

 今やTVや雑誌、ネットなどでは数多くの料理家が活躍していますが、その中でも特に女性から人気なのが「栗原はるみ」さんです。彼女の作るシンプルだけれどひと工夫された優しい料理は、作りやすくて美味しいと、多くの人に支持されています。そんな栗原さんが3カ月ごとに出している季刊誌『haru_mi』(扶桑社)の夏号が発売になりました。今回のメインテーマは「スコーン&マフィン そうめん&うどん」です。今から30年前に旅行先で出会ったことからハマってしまったというスコーンから、初夏にぴったりの麺レシピ、さらにはこれまた夏に美味しいトマトやなす、すっぱいものなど、どれも栗原さんらしいアレンジでオシャレに紹介されています。今回はこの中から、スコーン、うどん、トマトのレシピを作ってみました。

1.ふんわり軽い口当たりが美味しい「ヨーグルトスコーン」(P.18)


 ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、バターを入れて混ぜ合わせます。さらに卵、牛乳、プレーンヨーグルトを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜたらひとつにまとめます。この生地を3cmの厚さに伸ばし、型で抜いたらクッキングペーパーの上に並べ、180℃のオーブンで20分ほど焼けば完成です。

 こちらは栗原家の中でも定番中の定番であるスコーンレシピだとか。通常はたっぷりのバターを入れたちょっと重めのスコーンが多い中ですが、ヨーグルトを混ぜ込むことで軽い口当たりになり、甘さも控えめです。でも、噛めば噛むほど深い味わいで、いつまでも口の中で楽しんでいたくなります。そのままで食べるもよし、ジャムやホイップクリーム、ソーセージや卵などを挟んで食べても美味しいですよ。

2、ソースの香りが食欲そそる「桜エビとねぎの焼きうどん」(P.40)


 サラダ油を熱したフライパンで長ねぎ、桜エビを炒め、焼き色がついたら茹でたうどんを加えて炒め合わせます。その後、鶏がラスープの素、オイスターソース、とんかつソースを合わせたものを加えて手早く絡め、最後に青じそと青のりを振れば完成です。

 こちらは栗原さんの息子さんが高校生の頃からよく作っていたといううどんレシピ。材料をすべて入れて炒めれば、ものの10分もしないうちに完成する、簡単スピードメニューです。甘辛いソースが絡んだもちもちのうどんと、焼くことで香ばしくなった桜エビやねぎが良いアクセントになって美味しく、ぺろっと完食してしまいました。ビールのおつまみにも最高ですよ。

3、うまみがぎゅっと凝縮された「セミドライトマトのブルスケッタ」(P.55)


 クッキングシートに半分に切ったミニトマトを並べ、120℃のオーブンで50分ほど焼きます。焼き上がったセミドライトマトを保存容器に入れてかぶるまでオリーブ油を注ぎ、冷蔵庫で保存すればセミドライトマトのオイル漬けの完成です。これを、にんにくのすりおろしとバターを塗って焼いた食パンの上に、ツナや玉ねぎと一緒にのせればブルスケッタの出来上がりです。

 こちらは暑くなってくることで、より甘さが濃くなるミニトマトを使ったレシピです。一般的にセミドライトマトは、長時間天日干しされて作られますが、ここでは低温のオーブンで焼くことで手軽に作れました。この焼かれたことで、より甘さが凝縮されたトマトをガーリックトーストにのせて食べると、パンチのあるガーリックの味をトマトの甘さが包み込んで、とっても味わい深い1枚になり、贅沢な気分に。彩りもキレイなので、パーティーの前菜などにもぴったりです。

 ちなみにやせぐせが身に付く食べ方として「ベジ・ファースト」という食べ方があります。これは「食事の時はまず野菜から食べる」というものです。野菜から食べることで、あとから主食など、糖質の多いものを食べても血糖値の急激な上昇が抑えられる上、野菜をよく噛むことで満腹中枢が刺激され食べ過ぎ防止の効果もあるからです。

 

たまには栗原流夏のごちそうで、華やかな食卓に
 料理家にはいろんなタイプの料理を得意とする人がいますが、栗原さんは身近な材料でシンプルに作りながら、どこか品があって、ちょっとだけ料理のグレードが上がったように見せる料理が多く、そこが魅力的な料理家だと思います。なかなか日常的にこの料理を真似するのは難しいかもしれませんが、少し時間に余裕がある休日や何かのお祝い事などの時に作ると、きっとその料理を食べる空間を贅沢なものにしてくれるはずです。たまにはそんな料理で自分へのちょっとしたご褒美時間を作ってみては?

文=JUNKO