父の日のプレゼント「毎年贈る」は49%。 母の日は66%なのに……

出産・子育て

更新日:2017/6/17

 明日6月18日は父の日。「プレゼント用意してない!」と直前になってあわてている人も多いことだろう。しかし、いったいどのぐらいの人が父の日のプレゼントを贈っているのだろうか? 10代後半~70代まで、幅広い世代に向けてアンケートを実施してみた。

Q、父の日にプレゼントを贈っていますか?

毎年 49.1%
2年に1回ぐらい 8.1%
3~4年に1回ぐらい 1.5%
今までなんどかはある 21.7%
ほとんどない 12.9%
一度もない 6.7%

(主婦の友社読者ネットアンケートクラブの会員への調査。2017年6月。回答数957人)

 ざっくり分けると、「毎年贈る」5割、「たまに贈る」3割、「ほとんどない&一度もない」で2割といった構成比だ。ちなみに同時に「母の日のプレゼント」についても聞いてみたが、「毎年贈る」66.5%と、ちょっと差がついた形になった。

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Q、今年の予算はどのくらい?

1000円未満 8.4%
1000円台 10.2%
2000~3000円ぐらい 41.2%
5000円ぐらい 27.1%
1万円ぐらい 10.9%
2~3万円ぐらい 0.9%
それ以上 1.3%

 という結果となった。2000~5000円が68.3%と、そのあたりの価格帯が主流のようだ。ちなみに、贈り物の内容は、お酒・チョコ・せんべい・コーヒーなどの飲食物と、ポロシャツ・靴下・ハンカチ・ネクタイなど衣料品という答えがやはり大半。中には、温泉付き食事券、宝くじ、鰻、ご当地ラーメン、ギターのピック、市民農園の畑などという回答もあった。また、手紙、似顔絵、マッサージ券などの手作り派も、10代、20代の若い世代中心に多くみられた。

Q、父の日の思い出は?

・テーマを決めて全身コーディネートでプレゼントした。すぐに母とのデートがあったそうでとても喜んでいました。
28才・女性

・ホールケーキをあげたが、ほとんど母が食べたのであまり父の日のプレゼントという感じがしなかった。
28才・女性

・ブランドのシャツは着たことがない!と喜ばれた
41才・女性

・我が家は家族でジブリファンなのだが、父親にトトロの新作ネクタイをプレゼントしたら、とても喜んでくれた。
21才・女性

・洋服を贈ったが、お腹が大きくてXLの服が入らなかった…
31才・女性

 など、ほほえましいエピソードが多く集まった。だが一方で、

・小学生の頃作ったキーホルダーが、そのまま放っておかれてとても悲しかったので、それからあげないと決めました…
33才・女性

・あげても無反応で、それ以来あげる気がしなくなった。
42才・男性

・昭和の人だからでしょうか…。嬉しい等の感情表現を子供に対してすることがほとんどなく、喜ばれたという記憶がありません。残念に感じていることです。
53才・女性

 など、「悲しい思い出」として記憶されているケースも少なくはないようだ。お父さんは、お母さんと違って、やはり感情表現が苦手なのだろうか。

■父の日は「お父さんを思う」チャンス

 プレゼントする、しないは別として、「父の日」をきっかけに、父子関係に思いをはせてみるのもいいものだ。


『ちいさなあなたへ』が55万部のベストセラーとなっている絵本作家、ピーター・レイノルズの『こころのおと』という絵本がある。ピアノを自由に弾くことが大好きな息子に、父はピアノの先生をつける。楽譜通りに弾かなければならなくなると息子はやがて、ピアノを弾くことを苦痛に感じてしまう……というストーリーだ。子を思う父と、その父の思いに後で気づく息子。父と子の思いにおもわず涙がこぼれる、大人向けの絵本だ。


 子どもむけには、今年発売されたフランス発の絵本『おむかえパパ』がある。朝の登園のときに、子どもが「パパ、ほんとにほんとにお迎えきてくれる?」と心配し、パパがユーモアたっぷりに答えるストーリーだ。

 父の日をきっかけに父と子の絵本を読んでみる。あるいは贈り物としてプレゼントしてみるのはどうだろうか。