作家・いとうせいこうが語る「国境なき医師団」の現場とは?

社会

2018/2/4

『「国境なき医師団」を見に行く』(いとうせいこう/講談社)

「国境なき医師団」に同行してハイチ、ギリシャ、フィリピンなどを訪れ、現地で彼らがどのように活動しているのか、彼らがどういった経緯でこの活動に参加するに至ったのかをまとめた『「国境なき医師団」を見に行く』(講談社)が発売中の作家・いとうせいこう氏が、未来を生き抜く智恵を探るラジオ・プログラム「未来授業」に、2月5日(月)~8日(木)登場する。
 現地での出来事から、今の日本社会が抱えている問題点に至るまで語り尽くす番組だ。

■「誰を助けて、誰を助けないかなんて線引きしていられない。シンプルなんです」

 著書『「国境なき医師団」を見に行く』では、いとうせいこうが医師団に同行し、地震や台風など災害の被害が大きかったハイチ、シリアからヨーロッパへ向かう難民たちであふれかえるギリシャの難民キャンプなどを訪れた。
 彼らが現地でどのように活動し、さらに彼らがそれぞれどのような経緯で活動に参加するに至ったのかを丁寧に取材している。

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「現地での様子を報道する、というのではなく、医師団のメンバーひとりひとりのパーソナルヒストリーを取材しました。僕は作家だから、作家として彼らや困っている人の話を聞くことで寄り添い、彼らの体験自体が少しだけ僕にも伝わってきて…こうして世界と接したのは、大きい経験でした」と語る。
 さらに「現場から帰ってきたときのメンタルケアやセーフティネットが足りない」など、今の日本社会が抱えている問題点にも言及。「殺伐とした東京の人より、世界で困難にある人のほうが目がキラキラしていたのは、どういうことなのだろう」と、若い世代へのメッセージも送る。放送は2018年2月5日(月)からだ。

《番組概要》

◇タイトル: 『未来授業』 月~木曜日19:52~20:00放送
◇放送局: TOKYO FM
◇内 容: TOKYO FMをはじめとするJFN38局が毎年開催する大学生を対象としたインタラクティブ型公開授業「FMフェスティバル 未来授業~明日の日本人たちへ」のレギュラー番組。日本が世界に誇る「知のフロントランナー」を講師に迎え、未来の日本人たちへ送るアカデミックな授業をお届けする。
◇提 供: NEC、川口技研
◇公式ホームページ: http://www.tfm.co.jp/podcasts/future