再会した元生徒は余命半年だった――堤真一、柳楽優弥、川栄李奈の豪華共演で『泣くな赤鬼』映画化

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公開日:2018/8/4

せんせい。 (新潮文庫)

著:
出版社:
新潮社
発売日:
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 “家族”をテーマにした作品に定評があるベストセラー作家・重松清。彼の短編集『せんせい。』に収録されている物語「泣くな赤鬼」の映画化が発表され、早くも期待の声が飛び交っている。

 教師と教え子の関係を描いた同作は、重松自ら「いままで書いてきた『教師と生徒』のお話の中で、特に愛着のある作品です」と語る物語。監督として甲子園出場を夢見ながら一度も叶わず、今では野球への熱も体力も衰えてしまった小渕隆(堤真一)が主人公だ。陽に焼けた赤い顔と鬼のような熱血指導で、かつては“赤鬼先生”と称された小渕。ある日病院で診察を受けていた小渕は、城南工業野球部監督時代の教え子で、“ゴルゴ”の愛称で親しまれた斎藤智之(柳楽優弥)と偶然再会する。ゴルゴは非凡な野球センスがありながら、堪え性のない性格ゆえに努力もせず、途中で挫折し、高校を中退した生徒である。今では、20代半ばを越え、妻・雪乃(川栄李奈)と息子・集と幸せな家庭を築き、立派な大人に変貌していた。そして小渕はゴルゴが末期がんで余命半年であることを知らされる――。

 堤が重松原作作品に出演するのは、ドラマ「とんび」以来2作目。役柄については「熱気に満ち溢れた現役監督時代の姿と、時を経て、元生徒と再会したときの疲労感が漂う姿の二面があります」と説明している。さらに堤は「そんな過去と現在の二面性を、決して表面的につくるのではなく、佇まいの違いで表現できればと思っています」とコメントしており、名演が期待できそうだ。

 監督を務めるのは、松坂桃李と菅田将暉のW主演で話題を読んだ「キセキ -あの日のソビト-」の兼重淳。兼重の起用には重松も「兼重淳監督のタクトで物語にどんな温もりを与えてくれるのか、楽しみにしています」と期待を寄せている。

 原作ファンからは早くも期待の声が続出。「柳楽優弥も堤真一も大好きだし、なんといっても原作が私の大好きな重松清! 絶対いい映画だ」「『泣くな赤鬼』実写化か… こっちが泣きそうだな」「色々なことを考えさせられる物語が、スクリーンでどう描かれるんだろう」と公開を待ち望んでいるようだ。

 クランクインは8月上旬で、撮影期間は約1カ月の予定。作者自ら愛着を持つと語る感動作は、どのような映像で描かれるのだろうか。今から心待ちにしていよう。

■映画「泣くな赤鬼」
出演:堤真一、柳楽優弥、川栄李奈 ほか
原作:重松清『せんせい。』(新潮社)
監督:兼重淳

この記事で紹介した書籍ほか

せんせい。 (新潮文庫)

著:
出版社:
新潮社
発売日:
ISBN:
9784101349275