推理小説顔負けの伏線の張り方に関心。推理妖怪コミックとでも言うべき?
大学生の飯島律は、既に亡くなっている妖怪作家であり祖父であった蝸牛(かぎゅう)の血を色濃く受け継ぎ、この世のものではないものたちの姿がくっきりと見えてしまう体質。祖父との契約の為、律を守る役目を司っている妖怪“青嵐”や、昼間は文鳥の姿をして…
大学生の飯島律は、既に亡くなっている妖怪作家であり祖父であった蝸牛(かぎゅう)の血を色濃く受け継ぎ、この世のものではないものたちの姿がくっきりと見えてしまう体質。祖父との契約の為、律を守る役目を司っている妖怪“青嵐”や、昼間は文鳥の姿をして…
『百鬼夜行抄』は連載開始以来、絶大な人気をほこっている今市子の代表作。そして、わが国の怪奇幻想マンガ史上に太字で特筆されるべき不朽の傑作です。この作品について語るとき、胸の高鳴らない怪奇幻想ファンはいないのではないでしょうか? 主人公の男子…