泉貴「ダ・ヴィンチ編集部で働きたいって小さい頃からずっと思っていました(笑)」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、5月に新曲『ラブハンター』をリリースする「THE HOOPERS」の泉貴さん。この春、大学の文芸学部を卒業したばかりという彼女は、中学時代は村上春樹を読み耽り、在学中は太宰治ゼミに所属、卒論のテーマにはよしもとばななの『まぼろしハワイ』を選んだという筋金入りの小説好きだ。
「10代のときの将来の夢は編集者。ダ・ヴィンチ編集部で働きたいって小さい頃からずっと思っていました(笑)。大学で文芸学部に進んだのもそれが動機。でも自分の今の仕事と、編集者の仕事って実は似ている部分も多いんじゃないかなと最近は思っていて。物語の世界をどうやって見せるか、というところは共通していると思っています」
一方で、現在「THE HOOPERS」の一員としてファンに夢の世界を見せているように、何かを表現することへの憧れも昔から強かった。
「本を読むのと同じくらい、何かを演じることも小さいときから大好きだったんです。6月からは『ダンガンロンパ…