世界に誇る二人のトップクリエイターがこだわる“ゴージャスな演出”とは?
「幕末」というキーワードでつながる二人の異種トップクリエイター。
一人は、2月22日に新作ゲームソフト『龍が如く 維新!』(セガ)が発売となるゲームクリエイター・名越稔洋。もう一人は、映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(ワーナー・ブラザース)が、8月1日、9月13日と2作連続公開予定の映画監督・大友啓史。表現するメディアは違えど、それぞれ激動の時代を舞台にした作品を創る二人に、『魅せる演出とは?』という共通テーマについて語ってもらった。
■二人のクリエイターの“原点”
大友:名越さんは大学時代に映画の勉強をしていたそうですね。
名越:東京造形大学の映画学科です。イメージフォーラム(映像作家の養成などを手掛ける団体)系の先生が多かったので、今やっているようなエンターテインメントとはかけ離れた世界でした。映画を勉強していた頃はバブル真っ盛りでしたが、残念ながら映画業界だけはバブルがなかったんだよなあ……。大友さんは、学生時代から映像関係に興味があったんですか?
名越稔洋 なごしとしひろ●1965年生まれ。山口県出身。日本を代表するゲームクリエ…