渡邊圭祐さんが選んだ1冊は?「野宮朋美の言葉は、格言として僕の心に刻まれています」
毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、渡邊圭祐さん。 (取材・文=松井美緒 写真=TOWA)
井上雄彦作品が大好きという渡邊さんは、『SLAM DUNK』に憧れバスケットボールを始めたという。その後ハマったのが、車いすバスケを題材にした『リアル』だった。 「全員主人公というくらい、登場人物がみんな魅力的です。彼らの人生が交錯して、それぞれに成長して。彼らの物語は、僕の生きる上での糧になっています」 なかでも好きなキャラクターは? 「野宮朋美です。取材でよく『今を生きるのが大切』って答えているんですけど、実はそれは彼の言葉なんです。『今を生きることにした』っていう。今がたとえつまらない場所でも、今を生きればいつかは必ず自分のゴールにつながる。格言として心に刻まれています」 しかし演じてみたいかというと、野宮は憧れが強すぎて僕にはできません、と渡邊さん。 「もし演じるなら戸川清春か高橋久信。最低1年はしっかり練習して臨みたいです」 『SLAM…