辻村深月氏、最新作『嘘つきジェンガ』で3つの“詐欺”を描く。一線を越えたら戻れない、嘘にすがりついてしまう人間の哀しみ

レビュー

自己肯定感は高すぎても低すぎてもしんどいけれど、たいていの人は、多かれ少なかれそのどちらかに寄っている。自分なんかどうせ、と卑屈になったり、どうして自分がこんな目に、と憤ったり、その繰り返しで生きて…

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