Sexy Zone・中島健人主演でドラマ化!女子高生とオトナ男子にキュンとなる、ときめきシェアハウスラブ

マンガ

更新日:2024/2/1

リビングの松永さん
リビングの松永さん』(岩下慶子/講談社)

 2024年1月、火曜日23時からスタートするSexy Zoneの中島健人主演のドラマ『リビングの松永さん』はもうご存じでしょうか。共演にはSnow Manの向井康二も揃います。本記事では、ドラマの原作となる岩下慶子氏による少女漫画『リビングの松永さん』(講談社)の魅力を紹介します。

 本書はシェアハウスを舞台にしたラブストーリー。主人公のミーコこと園田美己は、高校2年生。家の事情で叔父が経営するシェアハウスに住むことになります。そこにはすでに大学生ひとりと社会人4人が住んでいて、ミーコとあわせて6人が共同生活を送ることに。中でも特にミーコの世話を焼いてくれるのが、中島健人演じるデザイナーの松永純です。家で仕事をすることが多い松永さんはリビングにいることが多く、彼に「いってきます」と声をかけて出かけるのがミーコの日常。ちょっと口うるさいけど、いつも真剣に向き合ってくれる。その上ピンチの時は必ず駆けつけてくれる松永さんのことが、ミーコは気になるように。

「大人の男性との恋愛が描きたい」という岩下氏の思いからシェアハウスという設定がスタートした本書。松永さんはミーコより10歳年上ですが、いわゆる“大人の男”というイメージとは一味違います。“大人な男”と言えば、余裕があって、包容力があって人生経験豊富、というイメージが一般的ではないでしょうか。しかし松永さんは何事にも全力投球かつ言い方がストレート過ぎて怖がられてしまうなど、余裕とはかけ離れた印象。圧が強めな松永さんを、ミーコも最初は「怖い」と感じます。それでも大人だからと線を引かず、いつもミーコの話をしっかり聞いて対等に接してくれる松永さんに、ミーコも次第に心を許すように。対等だからこそささいな出来事ですれ違ってしまうこともありますが、そんな時も不器用ながらも一生懸命になってくれる。そんな松永さんのかわいさも本書の魅力です。

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 ミーコと同じ目線でいてくれる松永さんですが、恋愛となると話は別。未成年であるミーコに対し、彼女からの好意を感じた時も、自分の気持ちに気づいた時も、しっかりと距離を取ります。私自身子どもがいるので、本作を少女漫画として楽しみつつも時々ミーコの親目線で読んでしまうことも。そんな時も「この人にならミーコを任せられる!」という安心感が松永さんにあるのが、本書がどんな世代からも受け入れられる理由だと思います。

 他のシェアハウスの住人たちも、ミーコの門限を考えるなど一緒に暮らす大人としてしっかりミーコを見守りつつも、フラットに接してくれる素敵な人たちばかり。ミーコはそんな住人たちを見て、「大人だからって完璧なわけじゃないんだ」と気づきながら、自分自身を成長させていきます。後半には向井康二演じるチャラい中性的イケメンバーテンダー・健ちゃんこと鈴木健太郎の恋愛エピソードもあるので、ドラマが始まる前に、ぜひ本書を予習してみてください!

文=原智香

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