調理時間30分! 一週間分作り置きできる“ずぼら養生スープのもと”でお疲れ体質をおいしく改善!

食・料理

公開日:2018/2/10

『ずぼら養生レシピ――まとめて作る“養生スープ”と食べ合わせでお疲れ体質を撃退』(松村圭子:医学・栄養学監修、清水紀子:栄養・料理指導/主婦の友社)

 皆さん、毎日お仕事お疲れ様です! ごはんはきちんと食べていますか? ストレスはうまく解消できていますか? 生活リズムの乱れやストレスの蓄積は慢性的な“お疲れ体質”のもと。さらに、疲れにより身体の司令塔である自律神経が乱れると、体内の活性酸素が増え、老化やがん、生活習慣病の原因にもなるんです。

 そんな、実は怖い“お疲れ体質”ですが、改善するには、栄養バランスの整った食事が不可欠。とはいえ、「自炊する時間も気力もない」とき、食事自体が手間やストレスになってしまったら元も子もないですよね。

 そこで『ずぼら養生レシピ――まとめて作る“養生スープ”と食べ合わせでお疲れ体質を撃退』(松村圭子:医学・栄養学監修、清水紀子:栄養・料理指導/主婦の友社)から、忙しい人こそ試してほしい、“ずぼら養生スープのもと”をご紹介します。

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このスープの特長は、
(1)週末の30分で6~7食分が作り置きできる
(2)1日1食、朝か晩に食べればOK
(3)シンプルな味付けだから、みそ味、カレー味と多彩にアレンジできて飽きがこない
(4)「毎日、栄養満点の温かいスープが食べられる」という安心感が得られる


 休日に30分だけ時間を取れば、おいしくて栄養満点の手作りスープが一週間毎日食べられる。これなら、どんなに忙しい人でも挑戦しやすいですよね。ではさっそく、「ずぼら養生スープのもと」の作り方を見てみましょう。

■「ずぼら養生スープのもと」の作り方

【材料】(6~7食分、1食約61kcal)
キャベツ… 1/2玉(500g)
にんじん… 大2本(400g)
玉ねぎ… 小3個(400g)
昆布… 10g
しょうが… 小1かけ
塩… 小さじ1強

【作り方】
(1)材料を切る
キャベツはざく切り、にんじんは一口大に、しょうがはよく洗って皮のまま薄切りに、玉ねぎは半分に切ったあと、さらに2cm幅に切る。昆布はハサミで1.5cm角に切る。

(2)水と昆布を入れて点火
鍋に水(600ml)と昆布を入れてフタをし、強めの中火で5~6分煮る。

(3)キャベツ以外の野菜を加える
にんじん、しょうが、玉ねぎを加え、さらに水(400ml)と、塩を加え、フタをして7~8分煮る(煮立ったら火を弱める)。

(4)キャベツを加えてさらに煮込む
キャベツを加えてフタをし、強めの中火で5分煮る。キャベツがしんなりしたら火を止め、キャベツが他の材料と均等になるように鍋底からざっくりと混ぜて、完成!


 そのままの味わいを楽しむなら、できあがったスープのもと(1/7~1/6量)に、お湯(150ml)を加えて、塩・こしょうで調味して。野菜の甘みが溶け出た、やさしい味わいにホッとします♪

■ポトフ風、ミネストローネ風、豚汁風……調味料とプラス1~2食材を変えるだけで、アレンジは無限大!

 シンプルな味付けの「養生スープのもと」は、調味料を変えたり、プラスでいくつか食材を加えることで多彩にアレンジ可能。本書では【数分でできる朝食アレンジ】と【15分でできる夕食アレンジ】を、それぞれ5つずつ紹介。

【朝】ソーセージ入りスープ

【夜】あさりとトマト入りスープ

 どのレシピも、ツナ缶やトマト缶といった缶詰や、卵などの常備菜、きのこやあさりなど冷凍保存可能な食材ばかりを使っているので、毎日の買い物の手間も不要。うれしいですよね!

 本書には他にも、疲れを“季節性”“ストレス性”などに分類して解決をはかる「お疲れタイプ別・5種のおすすめベースだれ」といったレシピや、「毎日のバンザイ10回で肩こり改善」などの気になるエピソードを多数掲載。

 忙しい毎日だからこそ、その日の疲れ、その日のうちに、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

文=八巻奈緒