料理歴ゼロでも絶品生姜焼きができる!「そのまんま真似するだけ」で失敗なしのロジカル料理

食・料理

公開日:2018/6/18

 本やスマホのレシピをがんばって作っても味が決まらない、結局、世の中に溢れるレシピは再現が難しい、と思ったことはありませんか? 

 今回は、レシピが100%正確に再現可能と謳う『誰でも1回で味が決まる ロジカル調理』のレシピを使って、全くの別人が作っても同じ味になるのか、実験してみました!

参考にするのは、『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』

■どうして『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』なら、レシピ再現が可能なのか?

 本やスマホのレシピを真似して食っても、上手にできないとしたら、それはあなたのせいではありません。本当に必要な基本的なコツや知識が、レシピに書ききれていないからです。そして、そのコツは、「調理科学」に基づいています。

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・だれもがおいしいと感じる塩分濃度は1%
 たとえば、野菜をゆでるとき、水からゆでる? お湯からゆでる? それぞれに、きちんと科学的な裏づけがあります。たとえば、誰もがおいしいと感じる塩分濃度は? 答えは約1%。それにも生理学的な理由がちゃんとあるのです。

・ロジカル調理で、料理がラクになる
 この本では、みんなが作りたくなるメニューの作り方にそってコツを紹介してあるので、誰が作ってもプロ級のおいしい料理ができあがります。今回は、「本当に、誰が作っても同じ味になるか!?」、50代男性と20代女性で実験してみました。

■私達が挑戦します!


 挑戦するのは50代男性・Dさんと20代女性・Mさん。男性「料理をする時間がなかなかありません」。女性「これから腕を磨きたいと思っています」

■作ってみるのは、超定番!でも味が決まりにくい「しょうが焼き」。材料は豚肉と調味料だけ


【材料】豚ロース肉200ḡ、しょうゆ、酒、みりん各大さじ1、しょうが(ここではチューブ10g.しぼり汁の場合は20ḡ)、油小さじ2

・ロジカル調理のポイント1:下味につけ込む必要なし
 しょうが焼きのポイントは、下味につけ込まないこと。たれにつけ込むと、たれに塩分があるため、浸透圧によって肉の水分が奪われてかたく、パサつきがち。「本当に~!?」と、半信半疑な50代男性。

■実験スタート!同時に調理開始

 まず、フライパンで豚肉を焼きます。1枚広げて入れて、肉の色が変わったら裏返す、と同時に次の肉を広げていれます。そして、後から入れた肉をひっくり返した上に、焼けた肉を重ねます。

「へえ、こうすると、どんどんお肉が焼けますね」(女性)

・ロジカル調理のポイント2:調味料は火を止めて入れるのがコツ
 加熱による調味料の蒸発がないので、味が全体にからまない、焦げるという失敗を免れます。全部の肉を入れたら、火を止めて、調味料にしょうがを混ぜて、プライパンに投入!よく混ぜ、再び火に書けて煮詰めます。


■完成! 見た目は同じ! 味まで本当に同じなのでしょうか?

どちらがどちらを作ったのか、わかりません。
左:男性が調理、右:女性が調理

 まずは、自分の作品を食べてみる。


 男性:「お! うまい! 定食屋の味がする!」
 女性:「おいしい~。こんなに簡単においしく作れるのってすごい」

 次に、お互いに作ったのを交換!

 お互いの作ったものを食べて、味の違いがあるか確認します。

男性:「お! 俺が作ったのと同じ味」

女性:「本当だ! わからないですね、どっちがどっちを作ったのか」とびっくり。

■結論! ロジカル調理なら、誰でも1回で味が決まる!

 今回実験に参加したお二人からの感想。
 男性:「何をするのか、数字や手順がはっきりしていて、わかりやすかったです。これは、男性で料理をしたい人にすすめたい」
 女性:「誰が作っても、レストランで食べるような味になるって、嬉しいですね」

 誰が作っても同じ味の料理ができる! 本書では、メニューにそって、わかりやすくポイントを紹介しています。

「なぜ、そのプロセスをするのか?」
「どうして、その手順は必要なのか?」

 通常のレシピ本には書かれていないコツこそ、おいしい料理を作るために必要不可欠だったのです。そのコツさえ押さえれば、老若男女問わず、誰でも同じ味の料理が作ることができるのです。本書では、焼く、煮る、ゆでるなど調理法別に分類して、家庭でよく作る料理のレシピを紹介。ぜひ、ロジカル調理を試してみて下さい。