頑張りすぎていませんか? “やめていい家事”を見つける方法 <料理・掃除・身じたく編>

暮らし

2018/8/19

『マキ流やめていい家事』(マキ/宝島社)

 朝から晩まで家事に追われている…。でも、それって本当にやらなきゃいけない家事なのでしょうか? あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと完璧を目指すことで、結果的に自分で自分を苦しめていませんか? それでは、家族の誰も幸せになれず、本末転倒です。一度この機会に、今やっている家事を見直してみませんか?

『マキ流やめていい家事』(マキ/宝島社)には、料理、掃除、洗濯などの中で、やめていい家事の“気持ちいいやめ方”が紹介されていて、これをまねすれば、自分ももっと楽になれるかもと思えるヒントがたくさん詰まっています。ここで、いくつかのやめていい家事を紹介します。

1、<料理編>家族の好きなものばっかり作らない

 家族、特に子どもが好きなものを毎日作っていると、味や食材に偏りが出てしまったり、子どもは気分によって、「今日は食べたくない」と言って、一生懸命作った自分がショックを受けたりしますよね。だったら最初から、「子どもたちの好きに合わせてメニューを決めないこと」にしてみませんか?

 特に小学校などでは給食というありがたい制度があり、そこで毎日多種多様なものを食べているので、家ごはんは冒険せず、自分が食べたいものを作ります。また、食事の悩みとして、子どもの好き嫌いもあると思いますが、これはきっと成長とともに好きに変わるはず。そう思えば、食事の悩みもグンと減ります。ただ、一つ大事なのは、子どもが嫌いなものでも、大人がおいしそうに食べること。大人がおいしそうに食べていれば、きっと子どももおいしいのかなぁと興味を持ってくれるはずです。

2、<掃除編>目先の便利に飛びつかない

 世の中には、“便利グッズ”と呼ばれる商品で溢れかえっていて、100円ショップやドラッグストアに行くと、「便利かも」と思ってついつい買ってしまうことはありませんか? 確かに実際便利だったりするんですが、一方でストックのための場所が必要だったり、なくなれば買い足す必要があったりと、面倒なことも増えてきます。

 そこで、一度消耗品は使わないようにしてみます。例えば、排水口用のネットは、あったらあったで、ゴミを綺麗に集められ、簡単に捨てることができて便利ですが、ネットがなくても毎日綺麗にストレーナーを洗っていれば、わざわざお金をかけてネットを買う必要はないことに気づきます。一方で、買うことをやめたことで不便さを感じるものも出てくるので、本当に必要なものがクリアになってくるはずです。

3、<身じたく編>家族の片づけはうるさく言わない

 せっかく掃除もして片づけたのに、子どもが小学校から帰るなり、ランドセルは置きっぱなし、中身は散乱…。ついついこの状況に「ちゃんと片付けなさい!」と言いたくなってしまいますが、ここは一度ぐっと我慢。それは、うるさく言ったからといって、子どもが突然片づけ上手になるわけがないから。それなら、寝る前までにランドセルを定位置に戻しておけばOKというくらいの、ゆるいルールにすることで、自分の気持ちも楽になり、子どももそれくらいならできると、守ってくれるようになります。

 あとは、自分自身が片づいている方が、気持ちがラクという人は、「いつも家は片づいてすっきりしていて気持ちいい」という印象を子どもに与えることで、自然と子どももまねをするようになってきます。ガミガミ言ってやらせるよりも、子どもが自分で感じて学ぶ方が得るものは大きそうです。

 これら以外にも、覚えられないメニューは作らない、ゴミ箱はいくつも置かない、お手入れが大変なセーターは着ないなど、やらないことが明確にされているので、見ているだけでも気持ちいいですよ。

やめたからこそ見えてくる、本当に必要なこと

 私自身、比較的きちんとやらないと気が済まない性格なので、あれもこれもやっておかなくてはと、自分の中に設定する課題が多く、それができなかったときのストレスで自分自身を苦しめることが多々ありました。でも本書には、やめていい理由がはっきり書かれているので、「あっ、これは本当にやめても大丈夫かも」と、やめることを後押ししてくれ、結果的に自分の気持ちに余裕を持つことができるようになるので、今本当にやらなければいけないことの優先順位がつけやすくなったような気がします。今までやってきたことを、いきなりやめるのは勇気がいりますが、今まで見えていなかった“本当に必要なこと”に出会えるのであれば、やめることを頑張れそうな気がしませんか?

文=JUNKO