「こんなに簡単でいいの?」と驚く、とっておきの野菜のおいしい食べ方【人気料理家6人に聞きました(1)】

食・料理

2018/11/15

 毎日の食生活でたっぷり食べたいのが野菜。できれば、手間をかけずにおいしく食べる調理法を知りたいもの。そこで、雑誌やテレビでひっぱりだこの、野菜好きを自認する料理家6人に、野菜たっぷりのメニューを教わったのが『料理家のとっておき 野菜好きの 野菜がおいしいおかず』(KADOKAWA)。

『料理家のとっておき 野菜好きの 野菜がおいしいおかず』(KADOKAWA)

 本書で、植松良枝さん、堤 人美さん、野口真紀さん、ウー・ウェンさん、重信初江さん、飛田和緒さん(登場順)の6人に、野菜や野菜料理についてお話を伺った。本記事では、書籍に掲載しきれなかった、参考になるお話を紹介しよう。

 植松良枝さんは、自宅から離れた場所に畑を持ち、さまざまな野菜を作り続けている。マンションのコンテナでも野菜を育てることは充分できるそうで、おすすめは育てやすいピーマン、しし唐、青じそなど。2018年3月に長男を出産後はなかなか畑に行けなくなったため、自身もマンションのテラスを改装してコンテナでの野菜作りを計画中。きゅうり、じゃがいも、赤玉ねぎなども育てたいそうだ。本の中では、肉、魚介を組み合わせた、野菜がおいしく食べられる主菜おかずを紹介している。

 堤 人美さんは、葉野菜の中で一番好きなのがキャベツで、常に欠かさないという。好きな食べ方はせん切りを器に山盛りにしてお酢をかけるだけ、という超シンプルな料理。酢はマイルドなタイプがおすすめ。あえて塩分は加えず、こってりした肉や魚料理と合わせて食べているとのこと。こってり料理に合わせると、口がさっぱりしてどんどん食が進みそうだ。ブロッコリーはゆでるより蒸すのがおいしい、ともアドバイス。ブロッコリーととり肉などを蒸し焼きにしたメニューを、本の中でも紹介している。

 野口真紀さんは、二人の子どものお母さん。二人ともスポーツをしているので、帰宅後は待たせず食事ができるように、朝の元気なうちに夕食の下ごしらえをしておくのだそう。野菜を洗って、切って、は意外と時間がかかるのもの。ポテトサラダなどは、作っておけば食べるころには味がなじんで、さらにおいしくなるというメリットも。サラダは常にさっと出せるように、葉野菜は下ごしらえをして冷蔵庫にスタンバイ。本の中でも幅広いサラダレシピを紹介している。

 ウー・ウェンさんは、材料が少なくてシンプルなのにおいしい料理に定評がある。ウーさんのおすすめは、「せいろ」を使った蒸し料理。主宰するクッキングサロンの生徒さんたちも、せいろで蒸した食材のおいしさに驚いて、せいろを使うようになるのだそう。野菜は蒸すだけでおいしくなるし、ご飯の温めにも最適。せいろは手入れが面倒なイメージがあるが、野菜を蒸す程度なら洗う必要もなく、常に出しておけるよう置く場所を決めておけば、自然に乾く。本の中では、せいろがなくてもOKのフライパン料理を紹介している。

 重信初江さんは、本の中でじゃがいも、キャベツ、なすの料理を紹介してくれている。本には掲載していない好きなじゃがいも料理は、せん切りにして透き通った感じになるまで水にさらし、10秒ほどゆでて酢のものにするレシピ。シャキシャキした食感が楽しめる。料理撮影の仕事のあとは、多種類の野菜がはんぱに余りがちなので、生で食べられる野菜は刻んでポリ袋に入れ、塩と少しの酢を加えて袋の上からもんでおく。日持ちして、そのまま食べても炒めものにしてもよく、重宝するそう。ちなみに「無人島に1つだけ野菜を持っていくなら?」の問いに「キャベツ!」と即答するほどのキャベツ好き。

 飛田和緒さんも、せん切りキャベツが大好き(キャベツ大人気!)。夫と長女の3人家族の食卓では、各自がせん切りキャベツにごま油、こしょう、オリーブ油、ラー油、もみのり、かつお節など、好みのものをかけて食べるのだそう。せん切りにする際は、1個のキャベツを上1/3のところで切り分け、上部のやわらかい部分だけを使い、下2/3は炒めものや煮ものに使っている。夫が自分でよく作る野菜料理は「ちくわのきゅうり詰め」。晩酌にこれがあればごきげんとのこと。本の中では、家族にも好評な野菜たっぷりのご飯ものや麺を紹介している。

 人気料理家たちがお気に入りの野菜料理は、驚くほどシンプル。野菜のおいしさを追求するとシンプルに行き着くようだ。ぜひ、お試しあれ!

※「人気料理家6人に聞きました(2)」も近日配信予定。