「よーいどん!」でやる気は取り戻せる! 物事を先送りしてしまう人にすすめたい「ズボラ習慣改善計画」

マンガ・アニメ

2019/10/20

『ズボラ習慣をリセットしたらやる気な自分が戻ってきました』(わたなべぽん/KADOKAWA)

 日常の中でたまに訪れる“何もかもがめんどくさい病”。あれは、一体なんなのだろう。掃除や料理など、“しなければならないこと”は毎日、山のようにある。しかし、一旦、ダラダラモードのスイッチが入ってしまうとスマホやテレビの誘惑に負け、「後でやればいいや」と、やるべきことを先延ばしにしたズボラ生活を送ってしまうものだ。ふと我に返った時に「もったいない時間の使い方をしてしまった…」と自己嫌悪するが、数日後にはまた同じようなズボラ生活を繰り返す。

 …そんなことを何度も繰り返していると、「いい加減、こんな自分を変えたい」という思いがこみ上げてくるものだ。『ズボラ習慣をリセットしたらやる気な自分が戻ってきました』(わたなべぽん/KADOKAWA)はそんな方のやる気スイッチを押し、自己改革への一歩を促してくれる1冊だ。

■ズボラ&先延ばしグセ持ちの著者がたどり着いた「ズボラ習慣改善計画」とは?

 実は著者のわたなべさん自身もやるべきことを先延ばしにしてしまう、ズボラグセの持ち主。

 夫にしか迷惑をかけていないと思い、先延ばしグセをどうにかしなければという問題と向き合うこと自体を先延ばしにしていた。だが、「あとでやろう」の積み重ねにより、うっかり予定をダブルブッキングし、友達になれそうだった知人を怒らせてしまったことを機にズボラな自分を変えようと決意。ズボラ習慣改善計画をスタートさせた。

 わたなべさんがまず着目したのが、リバウンドしないズボラ改善法を見つけること。自分を変えようと力むと息切れし、結局いつもと同じズボラ習慣に陥ってしまうことに気づいたからだ。そこで、ダイエットと同じく自分に合った改善法を見つけるため、はじめは自分のズボラグセがどんな時に出るのかを観察した。

 わたなべさんのようにまずはズボラな自分としっかり向き合い、自己分析ができたら長期的に自分の中のやる気が戻ってきて、理想の自分に近づきやすくなるように思う。ズボラ脱出のカギは、自分では気づいていない心の奥に眠っているのだ。

■「よーいどん」を頑張る合図に

 そうはいっても、日常の中でなかなか気持ちを切り替えられない方もいるはず。そんな時に試してほしいのが「よーいどん」で生活習慣を変える方法。

 憂鬱に思い、後回しにしてしまいがちな家事や雑務もゲーム感覚で行ってみると、少し楽しく思え、終わった後は爽快感で胸がいっぱいになるはず。頑張る合図の“よーいどん”は、ここぞという時に活躍してくれるお守りにもなる。

 暮らしに余裕が生まれると、心にもゆとりが出てくる。本作に描かれているズボラ改善法は自分自身だけでなく、人との向き合い方を変化させるきっかけに。やる気を取り戻せたら、今よりももっと笑顔でいられる自分にも出会えそうだ。

文=古川諭香