【2010年代振り返り】ぎんぎつね、GJ部、絶園のテンペスト、マジェプリ……2013年もっと評価されるべきアニメ10選

マンガ

更新日:2020/1/15

 ダ・ヴィンチニュースでは、年末にアニメ好きが選ぶ“もっと評価されるべきアニメ”を発表してきました。しかしそれも2016年以降の試みとなり、それ以前については触れられていません。そこで2010年代のラストとなる2019年、この10年のもっと評価されるべきTVアニメをプレイバック!

 今回は「進撃の巨人」「ラブライブ!」という2010年代屈指の人気アニメが始まり、ほかにも「ヤマノススメ」「のんのんびより」「きんいろモザイク」「ゆゆ式」など魅力的な女の子が多数登場した2013年に放送を終えたものから、もっと評価されるべき作品を10本紹介します。

  なおこの連載シリーズでは、アニメ調査室(仮)の年間評価ランキング(年別)上位40作品は“すでに評価されている作品”として基本的には対象外(1作品のみエクストラ枠として紹介)とします。

advertisement

2016年版はこちら!
2017年版はこちら!
2018年版はこちら!

「イクシオン サーガ DT」(2012年10月~2013年3月)

カプコンのオンラインゲームが原作ながら、内容は高松信司監督らしいパロディや下ネタギャグがオンパレード。現実世界から異世界へとやってきた主人公の火風紺はタイトル通りもちろんDT(童貞)。彼と愉快な仲間たちとの珍道中が展開します。主題歌を担当したのはゴールデンボンバーと本作のコラボユニットとなるゴールデン・イクシオン・ボンバー。オープニングテーマ「DT捨テル」やエンディングテーマ「レッツゴーED」はともに既存曲を本作のために下ネタまみれの歌詞にアレンジした佳曲です。

公式サイト:https://ixion-saga-anime.jp/

「神のみぞ知るセカイ 女神篇」(7月~9月)

原作は少年サンデー連載の恋愛マンガ。2010年から続くアニメの第3弾で、ギャルゲー好きの男子高校生・桂馬が、悪魔と契約したことから現実の女性を攻略していく物語も一旦のクライマックスへ。“選ばれなかった”女の子にフィーチャーした最終話「初めて恋をした記憶」のライブシーンは、計3クール分を改めて観る価値があると断言できるほどにセンチメンタルです。

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kaminomi3/index2.html

「ぎんぎつね」(10月~12月)

2010年代も神社/神様もののアニメはさまざまな作品が作られましたが、本作はその中でもかなりほのぼの系。小さな稲荷神社の跡取り娘であるまことと、神様の使いである銀太郎を中心にとした日常の物語が描かれます。なお本作が放送された次のクールである2014年1月からは、同じく神社や神様を題材にした「いなりこんこん恋いろは」が放送されました。

公式サイト:http://gingitsune.net/

バンダイチャンネル

「GJ部」(1月~3月)

タイトルの読み方は「グッジョぶ」。「ゆるゆり」を皮切りに、2010年代に数々の日常系アニメの名作を生み出した動画工房によるわりとゆるめの一作。特に何をするわけでもない部活・GJ部に所属する、主人公と4人のかわいい女の子が生み出すオフビートな空気感がカルト的な人気を誇りました。しかし各話Cパートを使った仕掛けや、3年生たちの卒業式を淡々と描いた最終話「さらばGJ部と言おう」など見どころも多数。地上波では日本テレビのみの放送でしたが、さらに日の目を浴びてほしい作品です。

公式サイト:http://www.ntv.co.jp/gj/

Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「絶園のテンペスト」(2012年10月~2013年3月)

本作の安藤真裕監督とシリーズ構成・岡田麿里のタッグは、2019年に「荒ぶる季節の乙女どもよ。」という傑作青春ストーリーを生み出しましたが、こちらもかなりの快作。タイトルに「テンペスト」とある通りシェイクスピアネタを折り込みながら、はじまりの樹と呼ばれる存在を中心としたファンタジーストーリーが展開します。特筆したいのはその作風で、第1クールではバトル、SF、ミステリーが絡み合い、第2クールではさらにラブコメ要素も加わって面白要素てんこ盛り。オープニングテーマもその雰囲気を反映したものでした。

公式サイト:https://www.zetsuen.net/

dアニメストア
Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「フォトカノ」(4月~6月)

「キミキス」に連なる恋愛シミュレーションゲームのアニメ版。父親から一眼レフを譲り受けた主人公がカメラに興味を持ったところからストーリーが始まり、美少女たちをさまざまなシチュエーションで被写体にしていきます。メインヒロインとなる幼馴染の物語を第6話で終えると、第7話(絵コンテは湯浅政明)以降はヒロインごとの話がオムニバスで展開する、とシリーズ構成は大胆。しかも終盤には作品世界のあり方が暗示するシーンも……ちょっとHな学園ライフを楽しむのもよし、世界観を考察するのもよしというユニークな作品です。

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/anime/photokano/

Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「プリティーリズム ディアマイフューチャー」(2012年4月~2013年3月)

次作「レインボーライブ」とそのスピンオフ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」で大きく名を上げたアニメ「プリティーリズム」シリーズの第2作。4クールの内、前半はギャグ中心な一方、後半は同じ女性を好きになった男たちの争い、日韓の国を超えた友情、3話にわたって上演されたショー・グレイトフルシンフォニアなど熱い展開が目白押し。そんな中でも主人公の少女・みあが持ち前の明るさで軽やかに活躍するのが印象的です。前作「オーロラドリーム」に続く作品のため、過去の因縁が絡む物語、そして彼女の“2期主人公”としての魅力を存分に味わえるよう、できれば大傑作である前作から通して観てほしいところ。

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/prettyrhythm2012/index2.html

Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「WHITE ALBUM2」(10月~12月)

2009年にアニメが放送された前作「WHITE ALBUM」とは直接的なつながりはないものの、三角関係の妙味を全面に押し出した物語は変わらず。学園のアイドル・雪菜と問題児のかずさ、ふたりの女性に好意を寄せられる春希。3人の葛藤と決断の末にたどり着く空港でのクライマックスは涙必至です。ただしアクアプラスによる原作ゲームは3部作と言えるもので、本作で描かれた話は1部だけ。続編の制作が望まれます。

公式サイト:https://whitealbum2.jp/

バンダイチャンネル

「ワルキューレ ロマンツェ」(10月~12月)

馬上槍試合の一騎討ち「ジョスト」の名門校でベグライター(騎士補佐)を専攻する主人公が、少女騎士たちと共に大会で優勝を目指すという作品。PC用ゲーム原作らしいお色気要素もありつつ、ジョストという見慣れない競技をしっかりと描写しておりスポ根的な楽しさもばっちり。第7話「風車の下で」を筆頭にギャグ描写も冴えており、2013年秋クールのダークホースとなりました。

公式サイト:http://walroma.com/

dアニメストア
Amazonプライム・ビデオ
バンダイチャンネル

「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」(4月~9月)※エクストラ枠

東宝のアニメレーベル・TOHO animationの第1作。人類を攻撃する謎の勢力・ウルガルに対抗するため生み出された5人組のチームラビッツ(別名ザンネン5)が活躍するロボットアニメです。同クールに放送が始まった同様のオリジナルロボット作品「革命機ヴァルヴレイヴ」「翠星のガルガンティア」の中では比較的正統派で、近年では「宝石の国」や「BEASTARS」で知られるオレンジが手掛けたロボットアクションは高評価。また重い設定や展開がありながらもザンネン5の面々を中心にコミカルなノリも多く、かなり見やすいのでは。2016年には新作映画「劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子」も上映され、好評を博しました。

公式サイト:http://mjp-anime.jp/tv/story/index.html

バンダイチャンネル

 今回紹介した作品で見逃しているものはなかったでしょうか? もし未見で気になる作品があればぜひ配信サイトなどで確認してみてください。もちろん今回紹介した10作品以外にも、改めて評価されてほしいアニメは多数あります。名作はどれだけ時が経っても色褪せないもの。お気に入り作品は、時代が移り変わってもぜひ布教していきましょう。

文=はるのおと

この記事で紹介した書籍ほか

ぎんぎつね 1 (ヤングジャンプコミックス)

著:
出版社:
集英社
発売日:
ISBN:
9784088777313

絶園のテンペスト 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

著:
出版社:
スクウェア・エニックス
発売日: