アニメ2期開始目前! 今からでも間に合う『半妖の夜叉姫』1期振り返り直前予習

アニメ

公開日:2021/9/28

感動的だが衝撃のラスト! 1期のストーリーを振り返って予習しよう!

 ここからは、読むだけで分かる『半妖の夜叉姫』第1期のストーリーを振り返る。

 第1話「あれからの犬夜叉」は、『ヒーローズ・カムバック』や『犬夜叉ワイド版』(共に小学館)に収録された最終回後の話「あれから」がもとになっている。四魂の玉の消滅から数年後、犬夜叉とかごめは妖怪・根の首の退治に成功したかにみえた。だが根の首の残骸が、時間を超える力を持つ「時代樹」と人知れず一体化していた……。これが『半妖の夜叉姫』のストーリーにおおいにかかわってくる。

 それから時は流れ、とわ、せつな、もろはの3人が夜叉姫と呼ばれ、戦後時代で妖怪退治を行っているところが描かれる。それから少し時間は戻り、第2話では、とわとせつなが幼い頃に森の火災にまかれて、離れ離れになるところが描かれる。とわはその時、時代樹の力で戦国時代から500年後の現代へタイムスリップし、かごめの親族に育てられて成長する。一方せつなも無事で、かつて犬夜叉と共に戦った弥勒・珊瑚夫婦、その親族や子供たちの妖怪退治屋に身を置いて戦っていた。

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 姉妹がそれぞれの時代で14歳になっていたある日、せつなは賞金稼ぎのもろはと偶然出会った。一緒に妖怪と戦っていたさなか、復活した根の首によって「時代樹」のトンネルが開かれ、ふたりは現代へ飛ばされる。彼女たちはとわと出会うが、せつなは姉を覚えていない。これは「夢の胡蝶」という呪術によるものだと、もろはは説明する。それは眠りと夢を奪われる術で、記憶を失うのはその副作用のようなものだというのだ。

 なお3人にはそれぞれ“虹色真珠”という、妖力を倍増させる小さな珠とその力が備わっていた。本作ではこれが重要なアイテムとなる。第4話で、時代樹に取りついていた根の首に「虹色真珠を渡す」という嘘の交換条件を持ち掛け、彼女たちは自分たちが生まれた戦国時代へ戻ることに成功する。

 第5話からは、とわはせつなの記憶を戻すため「夢の胡蝶」を追い、せつなは退治屋に戻り、もろはは賞金稼ぎを続ける。だが彼女たちと妖怪の戦いは、すべて3人の祖父・犬の大将と並び立つ大妖怪・麒麟丸につながっていく。

 第15話で犬夜叉とかごめが生まれたばかりのもろはと別れた理由、殺生丸が双子の娘を連れ去った場面が描かれ、物語は佳境に。第18話で夜叉姫たちは麒麟丸とついに対峙するが、ほぼ何もさせてもらえず敗北、突如現れた殺生丸に救われる。

 そして第1期の最終回・第24話では、夜叉姫たちは各々が真の力を覚醒させる。しかしそれでも麒麟丸を倒すにはいたらず、せつなが……。“自分の弱さ”に絶望するとわの前に殺生丸が現れ、ひと振りで百の命を救うといわれる「天生牙」を手渡すのだった。

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