創設された陸・海軍の将官は薩長士族が占めることに。日本軍は天皇直属の「統帥権」を主張、内閣から独立した存在に/日本のいちばん長い日②

マンガ

公開日:2022/8/16

原作:半藤一利、漫画:星野之宣のコミック『日本のいちばん長い日(上)』から厳選して全4回連載でお届けします。今回は第2回です。降伏か、本土決戦か。8・15をめぐる攻防が始まる! 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。広島への原爆投下、ソ連の参戦と徐々に追い詰められるなか、いよいよ昭和天皇の“聖断”を仰ぐことに。皇太子時代に第一次大戦の戦跡を訪れていた昭和天皇は、戦争の悲惨さを痛感。だが、大陸進出を押し進める軍部の膨張は歯止めがきかない。満洲事変、二・ニ六事件、日米開戦……連綿と続く軍部と天皇との緊張関係を軸に、終戦の日のドラマが幕を開ける──。明治新政府が樹立。陸・海軍省が創設されたが、その将官は、幕末を生きのび栄達してきた薩長の士族に占められた。

※この記事には刺激的なシーンが含まれます。ご了承のうえお読みください。

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