怒りはちょっと視点を変えれば収まる。怒りをコントロールする方法は?/ついイラッときても感情的に反応しない方法を1冊にまとめてみた

暮らし

公開日:2022/11/26

しかし、ご安心ください。

本書でご紹介するのは科学的な理論に基づいたメソッドばかりです。

たとえば、アイスクリームのポイントは甘さと、冷たさです。
感情的になってしまった場合、まずは脳を鎮静化することが先決です。
何かを胃に入れると、副交感神経のスイッチが入り戦闘モードからリラックスモードへ切り替わります。
特に、甘いものを食べると血糖値が上がるので、満足感を覚えやすいのです。

また、脳は冷感刺激が加わるとシャキッと覚醒します。
いわば、「冷たさ」をきっかけに気分が切り替わる効果があります。

聞いた話ですが、イタリア人は怒りを感じると、本当にイタリアンジェラートを食べるそうですよ。

本書では、こうした精神医学から導き出した24の方法をご紹介します。
どの方法も、簡単に実践でき、医学的な理論に基づいたものです。

このタイミングで、みなさんに感情的にならない方法を知ってもらいたいのには、理由があります。
コロナ禍や外出自粛、国内外の社会不安の影響で、世の中の人々は感情的になっているように思います。
家庭や仕事の人間関係といった身近な出来事だけでなく、SNSやインターネット上の出来事にまで感情的になる傾向があります。

最近、ネット上の「炎上」が増えているのも今の世相が大きく関係しているのでしょう。

高齢化が進むにつれ「怒れる高齢者」も話題になっています。

日常でしょっちゅう怒りを感じている私ですが怒りを爆発させることはありません。

怒りのコントロール方法、表現方法を身につけたからです。

実際に、怒りはちょっと視点を変えるだけで収まります。
大嵐のような怒りも、瞬時のうちに和らげることができます。

この本でご紹介する「3秒で怒りを静める」「3秒で怒りを消す」「3秒で怒りをプラスに変える」ためのメソッドをぜひ試していただき、怒りっぽくない新たな自分を発見していただく一助になれば幸いです。

和田秀樹

<第2回に続く>

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