「自分の子供、かぁ…」ゲイの息子は自分の将来に思いを馳せて…/うちの息子はたぶんゲイ

　夫は単身赴任中で、普段はふたりの息子と3人暮らし。親バカかもしれないけど、ふたりとも本当にいい子。ちょっと気になることは、高校生の息子・浩希の好きな人が多分男の人だということ。本人は一所懸命に隠しているけど、母は息子がゲイだということに気づいていて…。

　まだ打ち明けられていないけど、これだけははっきり言える。「うちの息子はたぶんゲイで、素直でとってもかわいいのだ」 ゲイであることを秘めながら青春を過ごす息子と、そんな息子を温かく見守る母の愛に満ちた物語です。

　電車で隣の席に座った赤ちゃんを上手にあやす息子。将来に思いを馳せ、自分の子供は「ムリかなぁ」と言う息子に、ゲイだって子供が欲しいと思う人はいるだろうなぁと思う母だった。

※本作品は『うちの息子はたぶんゲイ』（おくら/スクウェア・エニックス）から一部抜粋・編集しました

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