誤嚥性肺炎を予防するには“風呂カラオケ”だった。のどと老化の意外な関係

健康・美容

公開日:2024/3/18

毎日10分 長生き風呂カラオケ

「入浴中にウトウトしてしまう」「最近、つまずきやすい」「食事中によくムセる」―― ひとつでも思い当たったら、風呂カラオケの始めどきです。お風呂はうまく歌えて気分があがり、「のど」のトレーニングにも最高のひとりカラオケボックス。そして、歌えば全身への御利益があります。

 誰ともしゃべらなかった日にも「発声」できる。のどの調子で「今日の健康状態」がわかる。記憶と感情が活性化、認知症が遠ざかる。胃腸のマッサージになり便秘解消。ムセたりよろけたりしにくくなる。そして、お風呂で溺れない。

 入浴中の事故防止、誤嚥予防に毎日10分、世にも簡単でお得な健康法を、のどと声の専門医がおすすめします。

※本記事は『毎日10分 長生き風呂カラオケ』(渡邊雄介/中央公論新社)から一部抜粋・編集しました。

毎日10分 長生き風呂カラオケ
『毎日10分 長生き風呂カラオケ』
(渡邊雄介/中央公論新社)

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女性の半数が90代まで生きる時代、
転倒・骨折を風呂カラオケで予防する

 風呂カラオケを続けることによって、「介護が必要になる原因」の上位「転倒骨折」と、80歳以上のかたの死因にとても多い「誤嚥性肺炎」を予防でき、認知症につながる「老人性うつ」もやわらぎます。

 

 今、日本人のほぼ3割が高齢者(65歳以上)になり、厚生労働省は、「90歳まで生きる割合は、2016年生まれで男性4人に1人、女性は半数」と予測しています。

 人生100年時代、はやばやと要介護や寝たきりになったら大変です。

 介護の人手も、今後ますます足りなくなると言われています。

 

 よくつまずく高齢者のかたは、ほぼ例外なくのどの筋肉が衰え、食事のときにムセやすかったり、声がかすれぎみであったりします。

 逆に、スタスタ歩けるかたは、90歳を超えていても声につやとハリがあります。

 これは偶然の一致ではありません。

 どういうことかというと、のどの筋肉が丈夫なら、「誤嚥」だけでなく「転倒」の危険もぐんと減る。つまり、元気で自由に動ける老後をキープしやすいのです。

 

<第5回に続く>

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