外国人がお土産にすることも! じつは外国には少ない日本のあの硬貨/億万長者も知らない!? お金のびっくり事典②

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公開日:2024/3/14

億万長者も知らない!? お金のびっくり事典

 1円硬貨はアルミニウムを材料にしている。1円硬貨1枚は約1グラムで、2020年時点で、材料費は1枚約0.29円といわれている。さらに、材料を1円硬貨に加工するための費用が、1枚あたり約3円弱かかると推定されているんだ。

 合計すると1円玉をつくるのには、1枚あたり約3.1円かかる計算になる。1円硬貨は、つくればつくるほど赤字になるってことなんだね!

 同様に硬貨をつくるための費用は1枚あたり、5円玉は約10.1円、10円玉は約12.9円、50円玉は約12.1円、100円玉は約14.6円、500円玉は約19.9円と推定されているんだ。

 1円硬貨だけでなく、5円硬貨、10円硬貨もじつは、つくればつくるほど赤字なんだ。大事に使おうね。

億万長者も知らない!? お金のびっくり事典

 10円玉は1951(昭和26)年から製造が始まり、最初はふちにギザギザを刻んでいたんだ。「ギザ十」なんて愛称でよばれ、1958(昭和33)年までの7年間で約18億枚発行された。見たことある?

 かつては、金貨や銀貨のふちが削れないようにギザギザをつけたり、最高額面の硬貨にギザギザをつけたりした。

 10円よりも額面の高い、50円玉が1955(昭和30)年に、100円玉が1957(昭和32)年に発行され、1959(昭和34)年にギザギザのない10円玉が発行されたんだ。それで、ギザギザがあるのとないのと2種類の10円玉があるんだ。

 ギザ十はたしかにめずらしいけど、まだ流通している硬貨なので、10円以上の価値はないと思ったほうがいいよ。

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