外国人がお土産にすることも! じつは外国には少ない日本のあの硬貨/億万長者も知らない!? お金のびっくり事典②

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公開日:2024/3/14

億万長者も知らない!? お金のびっくり事典』(植村峻、中島真志、 二橋瑛夫:監修、 中村浩訳:文、うのき:絵/ポプラ社)第1回【全5回】

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億万長者も知らない!? お金のびっくり事典
『億万長者も知らない!? お金のびっくり事典』(植村峻、中島真志、 二橋瑛夫:監修、 中村浩訳:文、うのき:絵/ポプラ社)

億万長者も知らない!? お金のびっくり事典

 日本では5円玉と50円玉には穴があいていて、ほかの硬貨との区別もしやすい。ふだんから使っているので、硬貨に穴があいていることはあたりまえのことだと思うよね。でも意外にも、穴のあいた硬貨を使っている国は少ないんだ。日本に来た外国人が、穴のあいた硬貨がめずらしいからと、おみやげに持ち帰っているなんて話もあるんだって。

 日本以外で現在も穴あき硬貨がつくられているのは、デンマークぐらいしかないんだ。最近までは、フィリピン、パプアニューギニア、ノルウェーで穴あき硬貨をつくっていたけれど、今はもうつくっていないんだって。

 硬貨に穴をあけるのは、硬貨の区別のためのほか、原料の節約や、にせものづくりを防ぐためといわれている。

億万長者も知らない!? お金のびっくり事典

 日本で今使われている硬貨は、世界で最も区別がしやすい硬貨といわれているんだ。

 1円玉と50円玉と100円玉が銀色、10円玉が茶色、5円玉は金色、以前の500円玉がうすい金色、新500円玉がうすい金色と銀色の2色だね。

 銀色でも1円玉は小さくて軽く、50円玉や100円玉とはすぐ区別がつく。茶色い10円玉や、濃い金色で穴あきの5円玉も見分けやすい。50円玉と100円玉は同じ銀色だけど、穴のあるなしで区別がしやすいよね。

 また、1円玉と5円玉と10円玉はギザなし、50円玉と100円玉はギザあり。500円玉はななめギザや、変化するななめギザ(異形ギザ)だね。これなら視覚に障がいのある人にも区別がしやすいよね。

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