有川浩作品、この順番で読めば120%楽しめるランキング

有川浩

2011/12/7

ブックオブザイヤー2011受賞、
有川浩さんおめでとうございます!
そこで今回は、まだ作品を読んだことがない人のために、
この順番で読めばより深く楽しめるベスト5を紹介。
選んでくれたのは作品を長年見つめ続け、
有川さんから絶大なる信頼を得ているライターの吉田大助さん。

  

有川浩の魅力「全部入り」の入門編
 

 

1位 紙電『空の中』

有川浩 角川文庫 735円
「有川浩さんの本を読みたいんだけど、何を一番最初に読めばいい?」と尋ねられたら、迷いなくこの1冊を選びます。高度2万メートルの「空の中」で発見された怪獣の自意識と、「父は殺された」と復讐心を燃やす思春期少年の自意識がシンクロ。ふたつの自意識を、大人達が言葉と態度でカウンセリングしていく物語が極上! 青春と、成長と、SFと、ミリタリーと、ラブコメと、そして四国・高知の抜ける青空と。老若男女すべての人々に自信を持って手渡せる、「全部入り」の入門編です。

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ブックオブザイヤー2011受賞作
 

 

2位 紙『県庁おもてなし課』

有川浩 角川書店 1680円
「2冊目に読む本は?」と尋ねられたら、迷います(笑)。3種類の中から選んでもらおうか、と。まずは、高知県庁観光部に実在する「おもてなし課」をモデルにした、こちらの最新長編小説を。人は、人に恋するだけじゃない。同じ強さで、ふるさとに恋することもできる! 高知の自然、地方観光の現状、公務員の仕事観などなど、リアルとフィクションの混交具合が超絶妙。「ダ・ヴィンチ」のブックオブザイヤー2011を獲得したのは、この小説です。

  

自衛官だって恋をする!異色ラブコメ
 

 

3位 紙『ラブコメ今昔』

有川浩 角川書店 1470円
あるいは、ラブコメ度バリ高のこの一冊を。自衛官だって恋をするし、職場恋愛だってする! そんな「当たり前」を正面切って書いた人は、前にも後にも有川浩だけです。キャラの立った個性豊かな自衛隊員たちが登場し、一話完結の連作スタイルで、ラブが矢継ぎ早に勃発。確かな取材経験に裏打ちされた、お仕事小説としても一級品です。ちなみに本作は、「自衛隊ラブコメシリーズ」の第2弾。第1弾『クジラの彼』ももちろんオススメです。

  

ドラマ化もされた25歳から始まる「大人の成長小説」
 

 

 
4位 紙電『フリーター、家を買う。』

有川浩 幻冬舎 1155円
もしくは、連続テレビドラマ化もされ話題となったこの小説を。「自分に合う仕事とは何か?」についてぐるぐるうじうじ悩んでいたフリーター青年が、家族再生のために一念発起して就職。「自分が今、偶然選んだこの仕事において、どんなことができるか?」と、試行錯誤を繰り広げていく。この態度変更に、勇気づけられる人は少なくないのでは。25歳から始まる「大人の成長小説」にして、新世紀サラリーマン小説の金字塔です。

  

初期の代表作にして星雲賞受賞の傑作SF小説
 

 

 
5位 紙『図書館戦争』シリーズ

有川浩 角川文庫 700円
1冊、2冊と読み進めたならばきっと、有川作品の虜になっていることでしょう。いよいよ本丸、初期代表作にして星雲賞受賞の傑作SFシリーズ全6巻に手を出してみて下さい。武力による検閲が合法化した近未来日本を舞台に、「図書隊」が表現の自由を守る——というシリアスなテーマ系を採用しながらも、軽妙な会話劇でベタ甘ラブコメ路線を突き進む! 文庫版巻末には、2011年に急逝した俳優にして最良のブックナビゲーター・児玉清氏と有川の対談を収録。そちらも読めば、有川世界が一望できます。

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