【第13回】『週刊ツリメ』/「僕の就職先が決まりました」

エンタメ

2018/5/25

 動画投稿者になって約7年。僕の気持ちは梅雨のように晴れたり、雨が降ったりと不安定だった。だが進路を決断した事によって、雲一つない青空になったのさ。

 いや、きっとすぐに雲が現れるだろう。そしてそれが悩みの雨を降らせるキッカケになると思う。

 第13回を持ちまして発表させて頂きます。

 

 

 僕はYouTuberを続けます。だから就職先はこのままだよ。

 就活はもうしないよ。はたから見てたら茶番劇の様な3ヶ月だったね。

 ただ僕にとっては大きなイベントだったんだ。

 時が経ってもこの劇がみんなの脳みそに残っているよう願うよ。忘れられるのが1番悲しいからね。

 

 

 付き合えるなら「セレーナ・ゴメス」と「アリアナ・グランデ」どっちと付き合いたい?って夢のような質問をされている様なもんだよ。すぐに答えは出せなかったよ。

 やっと決断出来たという感じです。この苦痛はYouTuberになってからずっと持っていたものなんだ。

「最初から就職する気無かったでしょ?」とか思ってる人はいるかも知れんが、当初はする気満々でしたよ。

 じゃあ何でYouTuberを続けようと決断したか説明するよ。もしかしたら他の回で話した内容を重複してしまうかも知れないが許してチョンマゲ。

 友達に会うと、将来について話したりするんだ。

 会話をしていると、時計の針が止められる方法を知っていたら、大人にならずに済んだのかなって馬鹿らしい事を考えてしまう。

 その時に「ツリメは就職するの?」とか聞かれたりするわけ。

 僕は「就活はしてるんだけど、やっぱりYouTubeで食べて行こうかなって考えてる」って答えると、「今はそっちの方でいいんじゃない? 生活出来てるでしょ?」って返してくるんだ。

 前回の記事に出てきた松潤似のA君にも「人生迷子になってる」って言ったら、「ある程度貰えてるんだったら今はやりたい事やった方が良いんじゃない?」と答えを返されて、「確かに」と思ったんだ。

 後ろを向いたら直ぐに話を聞いてくれたんだ。その人達の助言によって後押しされたのが一番だったかな。

 しかしYouTuberは人気商売だ。最近はYouTubeチャンネルの母数も増えてきて個性のある人達が沢山でてきたよね。

 面白いし魅力的だから嫉妬することもある。笑

 新しい人を発見すると、皆んなそこに群れるんだ。

 でも人間ってのは飽き性が多い。だから視聴者の出入りがとても激しいんだ。

 半年もしたらアバンティーズの動画を観なくなる人もいるんじゃないかな? 長期的に観てくれる人を作るにはそれなりの努力とアイデアが必要。

 口で言うのは楽だがとても簡単な事じゃない。むしろ成功してる方が奇跡だ。

 僕らは1匹オオカミの群れ。ずっと同じ場所に居れないのも分かってるよ。

 5年、10年後も人気が現在ほどあるとは限らない。むしろ下がっている確率の方が高い。

 YouTubeの広告収入だけが全てではないが、他の収入源にも影響を及ぼすよね。

 そう分析した時に就職した方が良いじゃんって思ってしまった自分がいたんだ。会社に入ってた方が安定感はある。

 正直、生活出来るくらいのお金を貰えて無かったらスーツ着て満員電車に乗る生活をしていたよ。

 しかし僕は生活が出来ている。あとは僕自身の問題だ。あと一歩進む為には覚悟を決めなければならない。そして5月上旬にどっちに進むか決断しようと思ったんだ。

 自分の中の天秤に、就職とYouTuberを置いたんだ。ゆっくりと下に落ちたのが後者だった。儚い人生の中で最も重要な出来事だった。リスクを知った上で挑戦しようと決意したんだ。遊びから始めた動画投稿で飯を食えるまでになるとは想像もしてなかったよ。

 しかし僕はまだ大学生だ。まだ通学って言葉が使える学生さ。勉強もしなければいけない。だからYouTubeに全ての時間を注げないんだ。本腰を入れるのは、卒業後。それからは生きていく為に動画を撮ります。

 はっ! いつのまにか雲が出来てる!

 これは学士を取得できるのか、それとも留年するかを決める運命の雲ですね。

◆執筆者プロフィール
ツリメ(byアバンティーズ)
YouTuberプロダクション・UUUM(ウーム)株式会社所属。埼玉県出身の現役大学生でもあり、年齢は21歳。90万人のチャンネル登録者を抱える人気グループ「アバンティーズ」の一員として活躍しているが、じつはYouTuberを続けるか就職するかで悩んでいる(というかそもそも卒業できるのかアヤシイ)。絵心はないがイラストを描くのが趣味で、メンバーからは「画伯」と呼ばれている。

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アバンティーズ:Youtube