【第18回】『週刊ツリメ』/「6月21日に22歳になりました。」

エンタメ

2018/6/29

 ケーキという食べ物が特別に感じるのは誕生日ってdayがあるからだ。そんなケーキを考えた人物は世界中の人々から賞賛されるに値する。ネットで調べたら古代ギリシャ時代にローソクをぶっ刺してお祝いする習慣があったらしい。流石に昔の人過ぎて会える筈が無いが、子孫の方に出会った際には感謝の気持ちを伝えたいと思っている。「貴方の曾曾曾曾、、、正直どのくらい前の祖父なのかは分からないがお陰様で毎年最高の日になっているよ」と。

 上の画像にハローキティちゃんが描いてあるプレートがある。残念ながらスポンジの上に生クリームがたっぷり乗っかっているお菓子では無いがね。これはメイドちゃんに作って貰ったんだ。ここでプチカミングアウトをするが読者の皆、、、僕はメイド喫茶に初めて行ったんだ。そしてハマってしまった。「おいおい、ツリメさん冗談は辞めてくれ」と言っている貴方。ご主人様に向かって無礼な事を言うな。君に罰を下してもいいんだぞ? スクワット500回でもやるか? あ、イケない! 我を忘れるところだった。危ないところだったよ。しかしこのエッセイを書いている瞬間にも「萌え萌えキュン」って言葉が脳裏を駆け巡るんだ。

 地元の友達が東京に遊びに来てくれたんだ。滅多に集まる事が無い。理由は僕+何人かの友達が誕生日を過ぎていたからまとめて祝おうって作戦だ。年に1.2回しかない貴重な時間だ。僕達はまず最初に少しお洒落な居酒屋さんに入ったんだ。僕は20分遅れて合流したんだけどね。へえ。

 店内に入ると大学生らしき女性に皆んなのいる部屋に案内して貰った。少し歩くと戸が空いている部屋があった。そこから奴らの顔が少しだけ見えたんだけど頬が赤かった。既に何杯か飲んでいたのだろう。空いているグラスがテーブルの隅っこに置いてあった。僕はとりあえずレモンサワーを頼んだ。とりあえずって言ったけど、それ以外は1杯でOUTしちゃうのさ。笑

 何人かは就活生でもある。僕はYouTuberの道に進んだが地元の奴らは普通の大学生だ。話を聞くとまた違った悩みがあるらしい。やはり就活というのは大変だ。途中で放棄した奴が何言うとんじゃって自分に説教したくなった。まあ進捗を聞くと内定を貰ったらしい。僕は親の様に本当嬉しかった。素直におめでとうと言いたい。

 そしてだんだんお酒も回ってきて話し声が大きくなってきた。久しぶりに会って会話をしてもそこには変わらない風景があったんだ。小学生の頃に比べたら容姿は老けた。でも少しだけ地元に帰省した気分になって何処か心地良かったのを覚えている。ここで頼んでいたお酒が来て喉にサワーを流し込んだ。

 ここのお店に来て1時間半経ったくらいで外に出たんだ。もう顔が火照ってる。少しだけ宙に浮いている気分だ。次何処行くか~って話しながら歩いていたら目の前にメイド喫茶が現れたんだ。何とも言えない雰囲気が漂っている。これって入るパターンなの?みたいな顔を皆んなしている。とりあえず店内に入る事にしたんだ。僕も同じような顔をしていたが人生で1度は行ってみたかったのだ。テレビの特集で観たことはあるが、生で対面した事はない。だから心底ワクワクしながら入店した。

 ドアを開けたら目の前に女性が立って居た。メイドちゃんだ。あの言葉を言われるのかぁって期待して構えていたら第一声が「え? アバンティーズじゃん」。僕達は「そうです」と返し店内に入った。「お帰りなさいませ、ご主人様」って言われなガッタァあアアア。あの言葉を言われず案内されたご主人様はこの世に居るのだろうか? しかしそんな事はどうでもいい。それ以上に楽しみにしている言葉があるのだ。

 内装はピンク色で構成されていて、常連客らしきおじさん達が兎と熊のカチューシャを付けていた。「はは、なるほどね。こういうところなんだ」と心の中で呟いた。席に座ったところで、色々とメニューの説明をして貰ってたけど途中からボーっとしてしまい覚えていないので割愛させてもらう。

 とりあえずパフェとメイドちゃんとチェキが撮れるセットを頼んだ。他の皆んなも同じ様なものを注文したんだ。10分経った頃、パフェがきた。ここでついに聞けたのだ。

「美味しくなぁれ、萌え萌えキュン」

 キマシタァアア!!

 この萌え言葉が聞きたかったのだ。さらに「ご主人様達も一緒に」とのことで、本人から伝授して貰った。「美味しくなぁれ」は可愛らしく言い、「萌え」で片方の手で半ハートを作り、次の「萌え」で合体してハートにするんだ。最後に食べ物に向かって「キュン」と愛情たっぷり込めて言い放つのだ。そして皆んなと一緒にやったのだ。素晴らしい一体感だ。隣のテーブルに座っていたカチューシャおじさん達も一緒にやってくれたのだ。最初は少し引き気味だったが、僕達も気づいたらカチューシャを付けていた。他にも楽しいコールがあったのだが、この空間が最高過ぎて忘れてしまったよ。現場に来なければこの面白さは分からないだろう。最後にメイドちゃんと2ショットを撮ってお店を出たんだ。こうして22歳、良いスタートを切ったのだ。

 今年は地味な努力をする年だ。今は空飛ぶ馬車に乗っているが魔法が切れて普通の馬車になった途端、きっと何処にも行けなくなるだろう。そうならない為に目の前に現れた課題をコツコツこなしていく必要がある。息抜きでメイド喫茶に通いながら。

◆執筆者プロフィール
ツリメ(byアバンティーズ)
YouTuberプロダクション・UUUM(ウーム)株式会社所属。埼玉県出身の現役大学生でもあり、年齢は21歳。90万人のチャンネル登録者を抱える人気グループ「アバンティーズ」の一員として活躍しているが、じつはYouTuberを続けるか就職するかで悩んでいる(というかそもそも卒業できるのかアヤシイ)。絵心はないがイラストを描くのが趣味で、メンバーからは「画伯」と呼ばれている。

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