パッケージの絵柄だけでジュースの果汁量が分かる法則【よく見かける表示の謎】連載第2回

暮らし

2018/12/10

『暮らしの中の表示 知らないと困る最新知識』(博学こだわり倶楽部:編/河出書房新社)

 街を歩くとき、スーパーで日用品を買うとき、さまざまな表示や記号が私たちの目に入ってくる。当たり前の光景としてふだんは見過ごしているけれど、よく観察してみると、「コレってどういう意味?」と気になることも多いはず。そんな疑問をひもとくために、豊富な知識がぎゅっと詰まった『暮らしの中の表示 知らないと困る最新知識』(博学こだわり倶楽部:編/河出書房新社)から、今知りたい情報や、人に教えてあげたくなる旬のネタをご紹介したい。

■ジュースの果汁含有量がパッケージのビジュアルだけで分かるのはなぜ?

 コンビニやスーパーの飲料コーナーに並んだ商品には、みずみずしい果実がパッケージに描かれたものも多い。どれも競うようにジューシーで美味しそうに見えるが、色とりどり並んでいるデザインの中にも、実は厳格な約束事が秘められているそうだ(本書19ページ)。

 消費者に「実際の量以上に果汁や果肉が入っている」と勘違いさせないように、公正取引委員会が果実飲料の商品パッケージに適用する制限を設定しているのだ。

■果実飲料のパッケージに使える果物ビジュアルの区分は

【果汁100%】
果実の写実的なイラストや写真が使用可能。断面やしたたる果汁もOK。

【果汁5%以上~100%未満】
写実的な果実のビジュアルが使える。だが断面や果汁のしずくはNG。

【果汁5%未満】
果実のリアルなイラストはNG。図案化されたもののみ使用可能。

 この区分を知っていれば、美味しそうな商品が色鮮やかに並ぶ陳列棚でも、新しい視点で買い物を楽しむことができそうだ。

 本書では、生活のいたるところで目にする表示や記号、マークについて、「隠されている本当の意味」をわかりやすく説明してくれる。どれも実用性の高い豆知識なので、賢い消費者になるためにも、ぜひ本書を手に取っていただきたい。

文=田坂文