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更新日:2013/12/20

「はじめての人のための村上春樹ブックス」 ベスト5

5月25日に開催されたTwitter読書会#5のテーマは村上春樹を語ろう」
小説家、村上春樹をTwitterユーザーは一体どのように捉えているのか、24時間余すことなく語ってもらおうという企画としてスタートした。開催中、タイムライン上では村上春樹の小説からエッセイまで様々な意見が寄せられ、村上春樹が大好きという人から、作品に不満があるという人まで自身の考える春樹論を展開。さらには「やれやれ、僕は射精した」という村上春樹あるあるネタで盛り上がるなど、春樹好きにはたまらないイベントとして盛り上がった。

ここでは、読書会の司会“文学少女ゆりいか”(@yuriikaramo)が、参加者の意見をもとに「はじめての人のための村上春樹ブックス」を5冊ピックアップし、ランキング形式で紹介していく。

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◆ゆりいかのコメント
村上春樹の4作目の長編。
「世界の終り」の章と「ハードボイルド・ワンダーランド」の章とが交互に入れ替わりながら進行するという不思議な構成の物語だが、やがてその意味が見えてくるようになった時には、この小説に引きこまれてしまっているはずだ。

◆参加者のツイート:nsDfucco
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド。この小説だけぴったりはまった。世界感を表す特有の単語とか小道具とかもう自分の趣味としていちいちたまらないのと、謎解き特有の速度感。村上さんの独特さにははまらないけど好きな物語。

◆ゆりいかのコメント
村上春樹といえば小説だけでなくそのエッセイも魅力のひとつ。
公園でのランニングから飛行機で飲むお酒まで、小さなこだわりが積み重ねられたオシャレな生活は、思わず真似してしまう人も多いのでは?

◆参加者のツイート:rukh01
「遠い太鼓」と似た理由でお勧めなのが「村上ラヂオ」こちらはエッセイというより日記のようなもので読みやすい。メタファーに満ちた世界観だけが魅力じゃないと思う自分としては、こういう気楽な作品ももっと有名になって欲しい。

◆ゆりいかのコメント
村上春樹の短篇集。『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』や『チーズ・ケーキのような形をした僕の貧乏』といったタイトルを観てしまえば、村上春樹を知らなくてもきっと興味をもつはず。

◆参加者のツイート:karamori
春樹は何と言っても『カンガルー日和』が大好きだ。放課後の図書室で「図書館奇憚」を読んだ時の脳髄ぶっるぶるの恐怖感は今でも鮮明。宇宙はどこまでも広がっていると言われるより、この話を読んで物語はどこまでも広がっているし想像にも果てがないと感じた恐怖の方が怖かった。

◆ゆりいかのコメント
近年映画化もされた村上春樹の大ベストセラー作。読書会中もこの作品についてで盛り上がっており、「無条件に好き」という人もいれば、「何この本エロい」という人も。一度読んでみて自分はどんな感想を持つのか試してみるのもいいかも?

◆参加者のツイート:Kiryudori
「ノルウェイの森」を初めて読んだ時、私は高校二年生で英検の準二級を受けにいく最中だったが、本があまりに面白かったので試験はサボってそこら辺の公園で一日かけて読みふけってた記憶。

◆ゆりいかのコメント
村上春樹といえばノンフィクションやインタビュー集も出版しており、特に河合隼雄や柴田元幸といった著名人とは自身の文学論を語るなど深い親交をみせている。春樹が一体どんなことを考えているのかを知る上で、こういった本もぜひ読んでおきたい。

◆参加者のツイート:sanada_kozou
小説以外でもいいんですよね?「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(新潮社)は面白いです。「アンダーグラウンド」「約束された場所で」で培われた村上さんのインタヴューアーとしての力が遺憾なく発揮されています。学生オケを卒業する前に、この本に出会いたかったです。

Twitter読書会♯5「村上春樹を語ろう」のまとめ
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