「え! これも強みなの?」意外な強みも見つかる、親子で取り組める24の「強み」図鑑

出産・子育て

公開日:2021/7/9

「24の『強み』図鑑」であてはまるものを探してみよう

 子どもたちの性格的な強みを育てるための第一歩は、性格的な強みについて親が理解を深めることです。その助けとなるツールが、「VIA(Value in Action)プロジェクト」と呼ばれるポジティブ心理学における強みの研究成果により特定された、24の強みの一覧です。

 どんな強みがあるか、親子でそれぞれチェックをしてみましょう。

 

親子でチェック! 24の「強み」図鑑

子どもの心を強くする すごい声かけ

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Peterson, C., & Seligman, M. E. P. (2004). 「Character strengths and virtues: A handbook and classification」New York: Oxford University Press and Washington, DC: American Psychological Association.
※上記書籍を参考に作成(翻訳、アレンジは著者による)
©Japan Positive Education Association

無自覚の強みを発掘しよう

 いかがでしたか? お子さんやご自身の「強み」は発見できたでしょうか。
チェックが多かった上位五つの「強み」のうち、「自分らしいな」と思えるものが自分を特徴づける強みと判断してください。

 当協会が行っている講座で、この24種類の強みを紹介すると、「え! これも強みなの?」と驚かれることが多くあります。自分では「強み」と認識していなかったからでしょう。強みの種類と意味を知ることで、人は多様な強みを持っていることが理解できるようになるのです。

 この「24の『強み』図鑑」でチェックしても「あんまり強みが見つからなかった……」「はっきりわからない」という人は、「強みを見つけるじゃま」が入っているのかもしれません。ネガティビティ・バイアスのことを覚えているでしょうか? 私たちは、よいことよりも、できていないこと、うまくいっていないことに意識が集まりやすい、ということでしたね。そのため、無意識のうちに子どもの強みに対して、ネガティブ情報で目隠しをしてしまっていることが多くあります。そこから脱却して、強みを発見するためには、日常生活の中で「この子の強みは何だろう? 」という視点をしっかり持って、意識的に子どもをよく観察する必要があります。強みを見ることができる「強みのメガネ」をかける、ということです。

 性格的な強みは、目に見えるものではないため、特定が難しいと感じるかもしれません。しかし、その子の言動をよく観察してみると、さまざまなサインがあります。

<第6回に続く>


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