言葉で自分が傷つかないために/1日1語、今日のあなたを元気にする ことばのサプリ③

暮らし

公開日:2021/7/10

 がんばるあなたに贈る「珠玉のメッセージ」120! 言葉とは「人そのもの」――。素敵な人の言葉は、やはり「素敵」に輝いていて、芯の強い人の言葉は、やはり凛とした「強さ」があるのです。泣きたい日、ちょっと疲れた日、もっとがんばりたい日……ページをめくってみてください。あなたに必要な言葉が必ず見つかります。本書のチャプター4「人間関係をスムーズに」から全7回にわたって“ことばのサプリ”をお届けします。


1日1語、今日のあなたを元気にする ことばのサプリ
『1日1語、今日のあなたを元気にする ことばのサプリ』(上野陽子/三笠書房)

言葉で自分が傷つかないために

“自分はダメだ”って自分で認めない限り、
誰もあなたをみじめな気持ちになんて
できないものよ。

(エレノア・ルーズベルト)

大統領フランクリン・ルーズベルト夫人(1884年-1962年)
五男一女の子どもを授かりながら、もっとも活動的なファーストレディとされた女性。人権活動家、コラムニスト、世界人権宣言の起草者と活動は多岐にわたった。

 人の数だけ感じ方も表現もあり、自分のことはさておいて、人のことを責めるのが上手な人もいます。「気にしない」と割り切りたいけれど、やっぱり左右されるのが人情というもの。言われたことに傷ついたり、深いため息に襲われたり……。

 間違いや失敗は反省したとしても、中傷に乗せられて「私ってダメだな」と思う必要はないですよね。だって、ただ個人的な感情にすぎず、そのままハネ返せる言葉かもしれないから。

 ネガティブな言葉をそのまま認めることで、自分をみじめな気持ちに追い込む必要なんて、まったくなし。

 それに、ネガティブな気分のときには、実は誰も何も言っていないのに「そう言われていそう」と勘ぐるなど、自分で気分を落ち込ませている可能性もありそうです。

 最近の心理学研究で、「自分は幸せだ」とポジティブな思考を持つ人は9年ほど長生きし、仕事も生活もうまくいくという結果もみられます。気分がふさぎ込んだとき、遊びに出たり、逆にマインドフルネスで瞑想したり……自分なりの方法を見つけて、ポジティブ思考に頭を切り替えて。気持ちを落ち込ませるのも、奮起させるのも、最後は自分しだいです。

ひとことサプリ
自分を落ち込ませるのも、奮起させるのも、自分しだい。
思考を切り替えたら、すべてがうまく回り出します。

<第4回に続く>

あわせて読みたい