オンラインで意識したい、参加者が話しやすい空間を作るための3つのコツ/人は聞き方が9割

ビジネス

公開日:2022/3/3

職場やコミュニティで「一目置かれる」聞き方

後輩にわからないことを質問できる先輩は好かれる

 この本の執筆中に、とあるテレビ番組を目にしました。

 その内容は、今、企業の中で「逆メンタリング」という手法を導入している企業が増えているという内容でした。

 メンタリングとは、簡単に言うと、「その道に詳しい人に方法を聞く」ということです。

 その番組を見て感じたことは、感動というより、むしろ「え? 普通に聞けばいいじゃん」というものでした。

 私自身、わからないことや知らないことがあると、スタッフであろうがコミュニティの新人であろうが、息子であろうが誰にでも質問するタイプだからかもしれません。

 以前は上司が部下に質問するという行為は、ともすれば

 「上司としての立場を失うおそれがあるかもしれない」

 「こんなことも知らないのかと舐められてしまうかもしれない」

 と思う人が多い風潮がありました。

 ですから上に立つ立場の人は、博識であろうとしていろんな知識の習得に時間を使うことも余儀なくされていました。

 しかし私はそうは思いません。

 相手が部下であれ、新入社員であれ、知っていれば素直に聞けばいいのです。

 むしろ立場的に下のポジションにいる人は、上司から質問をされることで自己重要感が満たされることは往々にしてあります。

 質問をするということは、つまり相手の参加できる居場所を作るということにつながるのです。

 もしあなたが上司や先輩の立場の場合、どんどん部下や後輩に質問し、巻き込んでいきましょう。

 想像以上に今の若い世代は優秀です。

100%好かれる聞き方のコツ
質問することで周りの人の居場所を作る

人は聞き方が9割
©久保久男/朝日メディアインターナショナル

<第5回に続く>


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