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モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

作家
ミヒャエル・エンデ
大島 かおり
出版社
岩波書店
発売日
2005-06-16
ISBN
9784001141276
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「モモ (岩波少年文庫(127))」のおすすめレビュー

村上春樹にミヒャエル・エンデ…物語とチョコレートの“いい関係”にひたれるおすすめ本

 古今東西、物語に描かれたチョコレートを見てみると、人とチョコのただならぬ関係が見えてくる? 『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』『芥川賞ぜんぶ読む』などの著作が話題の小説読み・菊池良さんに、チョコレートが登場する小説を教えてもらいました。

『ねむり』村上春樹

『ねむり』(村上春樹/新潮社)

 突然眠れなくなった「私」はその時間を埋めるように読書へ没頭する。彼女の身体に起きている変化とは? 元は『TVピープル』に収録された短編がバージョンアップ。カット・メンシックによる美しいイラストも見どころ。

ブランディーとチョコレートで読書を

 村上春樹の『ねむり』は「眠れなくなって十七日めになる」という印象的な書き出しではじまる。  歯科医の男と結婚して子どももいる「私」はある日突然、眠れなくなった。病院には行っていないが、それは不眠症ではないと「私」は感じている。それは「眠りにくい」のではない。彼女はほんとうに一睡もできなくなってしまうのだ。彼女の重大な変化に、家族は誰も気づいていない。 「私」は夜になるとベッドを抜け出して、ソファーに座り一人で『ア…

2020/2/13

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「無駄な時間」も大切! 大人だからこそ改めて読みたい「時間」の物語

『モモ』(ミヒャエル・エンデ:作、大島かおり:訳/岩波書店)

 雑誌や書籍、ネットなど、様々な場所で目にする「効率」「時短」という言葉。便利な家電や機器が次々に登場し、機械任せの仕事が増えているはずなのに、人は相変わらず忙しくしている。「時間がない」「そんな余裕はない」と、本当にやりたい事を諦めている人も多いだろう。そんな慌ただしい日常において、無駄をなくし、「効率よく仕事をする」ことは、たしかに大切なのかもしれない。

 だが、人間は機械ではない。有限で大切な時間だからこそ、行動には心が伴っているべきであり、幸せを実感する「余裕」は必要なのだ。人は余裕がなくなると、イライラしたり、誰かを思いやる心がどんどん削られていってしまう。想像力も乏しくなる。

 そんな状態になってしまうと、今度は、のんびりすることに罪悪感を覚えたりもする。そんな時に、思い出してほしい本がある。名著として親しまれている、時間をテーマに描かれる壮大なファンタジー児童文学、『モモ』(ミヒャエル・エンデ:作、大島かおり:訳/岩波書店)だ。

 この本は、「もっと時間がほしい」と願う人間が、…

2015/10/31

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モモ (岩波少年文庫(127)) / 感想・レビュー

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小梅@月1テーマ「呑み食い」

時間に追われる毎日。時間泥棒はいつの時代にもいるんだろうな…モモ、私の時間を取り戻してくれてありがとう!作者のみじかいあとがきが凄く良かった。エンデの奥さんは日本人なんですね。ずっと手元に置いておく本の仲間入りです。

2018/02/03

zero1

時間泥棒は私でありあなた。何度目かの再読なので変わったことを書く。社会が全体主義に傾いた時【それは違う!】と言えるだろうか?【みんなが!】【普通は!】と言い出したら【少数派であることを恐れない】ことがいかに難しいか。試されているのは読者自身。【他人でなく自分はどうなんだ?】という問いを続けるには勇気が必要。時に少数派は監視され排除される。隣組による【非国民!】という憎悪の目がそうであったように。時間に追われる現代人が読むべき一冊。児童文学というより大人が冷や汗を感じつつ読む作品。だから批判もある(後述)。

2020/05/26

thayami

時間と心理状態の相関関係。価値を見出すのは、仕事も遊びも同じ。豊かな人生を問い続け、物質主義や効率性を追求?然るにその結果は如何に・・・。親や大人の子供への影響の件は、少なからず耳が痛い。「時間の花」。自分の心であり、心の表現。鍵は、待つこと!結果を求めすぎる現代にも通じるMSG。読後、大人のための児童書ではなかろうか、と考えさせられた。蛇足だが、カシオペイアが「ミーナ」を彷彿。言葉ではなく存在感・・・。包容力が共通項かなぁ。(笑)

2014/07/19

文庫フリーク@灯れ松明の火

『金曜日の本屋さん』がきっかけで恥ずかしながら初読。ああ、これは感性豊かな子供の頃に出会いたかった。「もっと時間が欲しい」と思うのは私だけではないはず。もちろん時間泥棒の仕業ではなく、自分自身の時間の使い方がだらしないだけ。1973年の作品でありながら現代を鋭く風刺するような描写。それでいて星の振り子が近づくにつれ池の水面に次々と咲いていく美しい【時間の花】の描写。そして脇役なのに抜群の存在感示すカシオペイア。私がかろうじて「致死的退屈症」にならずに済んでいるのは、友達の存在と読書の楽しみが→続

2018/11/16

kanegon69

凄い!これは、SF?推理小説?童話?メルヘン?社会風刺?いやいや、丸ごと全部じゃないですか!すごいですねぇ、この本は。ものすごく心に深く刺さりました。なんといっても息もつかせないような怒涛の展開のラッシュ、まるで映画「マトリックス」のような仮想現実でのスリル感!かと思えば、少女モモとカシオペイア、マイスター・ホラの存在自体がまるでジブリの世界。グイグイ引き込ませる展開が非常に素晴らしい。それだけ夢中にさせながら、ものすごく深い話だったと思います。時間というものについて深く考察をさせられる素晴らしい一作です

2019/12/08

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