オペラをつくる (岩波新書 新赤版 147)
オペラをつくる (岩波新書 新赤版 147) / 感想・レビュー
sun
武満が自分のオペラをつくろうとしている頃の大江との対談。音楽、文学、映画、演劇等の具体例をあげて構想を練ってゆく。現代オペラはせいぜいメノッティの電話くらいしか印象なく、確かに難しい時代だと思う。しかし、二人とも触れてる芸術が多い。
2013/02/24
沖縄電鉄社長
今年亡くなった大江健三郎氏を偲んで。 世界的な小説家(ノーベル賞受賞前)と作曲家による「オペラ」をめぐる対談。結局二人の関わったオペラが作られることはなかったが、両者が遺した作品(オペラ)からオペラ(歌劇)の痕跡を探したくなる。
2023/07/15
massda
故あって大昔の新書を読んだら、武満徹がSF大好きでびっくりした。しかも大江健三郎にすすめているのが「スターシップと俳句」。。。これの作者のソムトウ・スチャリトクルは21世紀に入ってからタイでオペラカンパニーを作って、自分のオリジナルオペラも上演している。武満・大江が対談しながら構想を練っていたオペラは、結局完成しなかったので、何とも対照的。
2013/01/06
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